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原語から見える聖書のイメージ

中丸まどか・ワウター・ドゥコーニングのデュオコンサート

昨年初めて知った中丸まどかさんのヴァイオリンコンサートに行ってきました。
鶴見のサルビアホールです。

折からの春の雨

でもこのウエットさがヴァイオリンには良いのでは?なんてこと思ってたら、
例のトークでまさにそのことに触れてました。

愛器の「ヘンドリック・ヤコブス」は飛行機の乾燥が苦手だそうです
乾いてしまって音が出なくなることがあるそうで心配してたそうです


その意味で、絶好のコンサート日和なのか(笑)、程よい小ホールのせいか、
のびやかな響きがとても心地よいというのが最初の印象


チェンバロもこんなに室内楽的なささやきに似て、実におとなしい響きですね。
バロック・ヴァイオリンとの会話のバランスがこれならちょうどいいなと思いました。

サルビアホールに因んだのか分かりませんが、深紅のドレスに深みがあって、
ワウターさんの深いグリーンとこれまたよく調和してました

最前列で「ヤコブス」を目の当たりにしながら説明を伺うことができるのも、
中丸さんらしいアットホームなコンサート創りですね

創りといえば、お話はバッハのソナタ第二番の第一楽章を演奏してから
始まりました
なかなかユニークです

ワウターさんがイケメンなのですが、これまた対照的にナイーヴ
お話しをと水を向けられても椅子に腰かけたままシャイそうな話し方が好感度高いです

演奏に集中したいタイプなんでしょうね
音楽を演奏で語りたくて仕方がない様子

なんといっても今日のコンサートのラストは彼のソロ
フローベルガーの「いつか来る自らの死への瞑想」

ここにすべて収れんさせるのがポイントのようでしたが、
なにしろ聞いたことがない曲

なんで最後がチェンバロのソロなのかある意味不思議な曲の構成ですよね
あまり考えていませんでしたが、曲を聴いてなるほどなと感じるものがありました

それまでの人生の喜怒哀楽をソナタの長調、短調で感じればいいんでしょうね
無伴奏第三番のラルゴをはさんだりして、適度な緊張も変化があって楽しめました

なにしろヤコブスの響きは17世紀の香り
シックで落ち着きがあります
聴いてるだけでなにか瞑想に誘われるものがあります

目の前で見た形の柔和さ、色彩の深みが音色とともに沁みました

そんな流れで最後の曲「いつか来る自らの死への瞑想」
タイトルはいかにも文学的で、フローベルガ―という人は
そういうのがすきなようですね

聴いてると幻想的な情感がヒューマンですぐに共感しました

ワウターさん、最初の一音で調整をまちがえてるの気が付いて
すぐに直してましたが、いろんなことがあってコンサート
音楽性が真っすぐなのがイイ感じです

アンコールの赤い靴や花などお得意の即興でバロック的な機知たっぷり

懐かしい日本の春の雨音がするようなデュオでした♪♪










# by yokohama-izumi-lc | 2019-03-08 10:50 | 美術・コンサート・映画 | Comments(0)

Jose Carreras. Core 'n grato

あらためてホセ・カレーラスのことを思いました。

1987年、キャリアの頂点にあったカレーラスは白血病の診断を受け、
回復の可能性は10%であると宣言されたが、故郷バルセロナの病院で化学療法を受けた後、
アメリカシアトルの病院に入院。近親者に適合する骨髄提供者がいなかったため、
カレーラス自身の骨髄の自己移植が行われ、奇跡的に生還。
歌手のキャリアに復活することができた。


ここに至るまでの苦闘はちょっと想像を絶します。



1990年、世界中の何百万人もの人々は三大テノールFIFAワールドカップイタリア大会の開会式で演奏するのを観た。これはもともとカレーラスの財団の寄金のために構想され、
ドミンゴとパヴァロッティが仲間の復帰を歓迎するためでもあった。



あの三大テノールにはこうした背景があったんですね。
なにも知らなくて恥ずかしいです。



1992年バルセロナオリンピックでは音楽監督を務め、イギリスの歌手サラ・ブライトマンとのデュエットで同オリンピックのテーマソング「AMIGOS PARA SIEMPRE」を閉会式で見事に歌い上げ、観衆からの拍手の嵐に包まれた。カレーラスにとって故郷のバルセロナで行われた
オリンピックにかかわれたことは、まさに白血病克服の「快気祝い」となった。




サラ・ブライトマン&ホセ・カレーラス - AMIGOS PARA SIEMPRE


いろんなことで、どうして?と思うことがあります。
心に向き合い、そういう経験を生かすしかないですよね


Jose Carreras. Core 'n grato

# by yokohama-izumi-lc | 2019-02-13 08:39 | 読書・植物・他 | Comments(0)

This Is America

グラミー賞はそんなに興味ないんですが、
ちょっと聴いたらなかなか面白い曲ですね。

オブラートにくるんだようなタイプではなくて、
ダイレクトなのがいいと思いました

Childish Gambino - This Is America
(Official Music Video)



まだちょっと聞いただけですが、
単純にプロテスト・ソングというわけでもないようで、
屈折した心理が興味深いです

舞台はパーティ
We just wanna party

お金が舞う世界
We just want the money

それも踊りたくなるお金
Girl, you got me dancin' (girl, you got me dancin')

でもここはアメリカ
聖人でも通用しない怖いところ
Don't catch you slippin' now
This is America (yeah, yeah)


聴いていての連想ですが、

雰囲気的にサロメの踊りにまつわる
ヘロデ王家のイメージがしました

正統ユダヤ人とはみなされないエドム出身
それゆえ権力と金が命
ローマに取り入る政治工作が巧み
それゆえ猜疑心が強く
身内などつぎつぎと抹殺

親はキリストの誕生を恐れ幼児虐殺の伝承を生み
マタイ2章16節

息子のアンティパスは
奥さんに頭が上がらす、
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シュトゥック「サロメ」

聖ヨハネの首をはねちゃったあの有名なお話
雰囲気を盛り上げるへロディアの娘のダンスが印象的


マルコ6章22節口語訳

そこへ、このヘロデヤの娘がはいってきて舞をまい
ヘロデをはじめ列座の人たちを喜ばせた。そこで王はこの少女に
「ほしいものはなんでも言いなさい。あなたにあげるから」と言い、



ὀρχέομαι
オルケオマイ
踊る 舞を舞う


「求めよさらば与えられん」
の、ヘロデ版ですね

神のごとき王様気分のようにみえて、
大言壮語してる気の小ささが見えるコミカルなシーン
洗礼者ヨハネの血の滴る首を前にして・・

ダンスを踊る
「音楽」の響きはどうだったんでしょね・・
シュトックの絵はとても音楽的ですよね


This is America (yeah, yeah)
時代はちっとも変っていないのでは?






# by yokohama-izumi-lc | 2019-02-11 19:48 | 聖書を原語で考える | Comments(0)

Ariana Grande - breathin

アリアナ・グランデのtweetをフォローしてますが、
ネットの心ないイジメはとても残念です。
そのことをよく伝えてるなと思いましたのでリンクします。



七輪はむしろ7つの輪 
7つの和
和をもって貴しとなすという日本のルーツにつながってとても
良いと思ってました。

こういうときは忘れること、相手にしないこと。
新鮮な空気を吸って気分転換が一番ですね


Ariana Grande - breathin


breatheは息を吸う程度の意味しか知りませんでしたが、
一息入れるなんで意味もあるんですね。

breathe in となると、
息を吸い込む、のほかに
熱心に聞き入る、という意味もあるんですね。

inをくっつけてますので、
想いの深さが感じられます


Some days, things just take way too much of my energy
こういう場合・・

Just keep breathin' and breathin' and breathin' and breathin'

そして
ここが良いです

My, my air
My, my air
My, my air, my air
My, my air
My, my air
My, my air, yeah


息は根本
それも自分の息が。。

ここを連想します
創世記2章7節口語訳
主なる神は土のちりで人を造り、
命のをその鼻に吹きいれられた。
そこで人は生きた者となった。

70人訳
καὶ ἔπλασεν ὁ θεὸς τὸν ἄνθρωπον χοῦν ἀπὸ τῆς γῆς καὶ ἐνεφύσησεν
εἰς τὸ πρόσωπον αὐτοῦ πνοὴν ζωῆς
καὶ ἐγένετο ὁ ἄνθρωπος εἰς ψυχὴν ζῶσαν

πνοή
プノエー
(一陣の)風
息 呼吸

あのプネウマですよね

ψυχή
プシュケー
息 命の息 霊魂 


逆にいうと、
悪い息が入れば死ぬわけです。

breathin
とってもいい曲。
このことがあるまで、この曲の良さがいまいちだったので、
お気に入りができて嬉しいです。









# by yokohama-izumi-lc | 2019-02-09 18:47 | 聖書を原語で考える | Comments(0)

METライブビューイング 椿姫

ヴェルディの椿姫を観てきました。
苦手のヴェルディなのですが、ヴィオレッタのディアナ・ダムラウの
素晴らしさにぐいぐい引き込まれました。
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もう言葉にするのが、意味ないくらい感動しました

ただびっくりしたのは、新作の「マーニー」と同じ演出家
だったんですね。
e0341228_18101688.jpg
あのマーニーの世界に浸った後、
同じ演出家による古典物の新演出でしたので、
非常に楽しめました。

ダムラウのインタビューで演出のことに触れてましたが、
自身がヒロインになり切れる演出だったんでしょうね。
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演技が冴えていて、歌で感動がマックスになり
セリフでカウンターパンチを食らったように痺れました。

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とにかくダムラウにブラーヴァ!
乾杯です!

e0341228_17575903.jpg
花の移ろいの儚さが美しい


道を踏み外した女というよりも
みながら、なるほどこれは確かに椿が似合うなと思いました。
とってもいい邦題ですね

いまちょうど蕾が開き始めたところ・・

雪中四友

この言葉、蝋梅をみて知りましたが
梅 水仙そして椿

ちょうどオペラでも味わえて不思議なタイミングだなと
思いました。

あとは、セガンのリハ風景や、おもわぬハプニングなど
見てのお楽しみ。
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総裁のゲルブがインタビューするところ
好感もてますね


指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
マイケル・メイヤー

出演:
ディアナ・ダムラウ、フアン・ディエゴ・フローレス、クイン・ケルシー

上映時間:
3時間25分(休憩2回)

MET上演日:
2018年12月15日

言語:
イタリア語




# by yokohama-izumi-lc | 2019-02-08 18:43 | 美術・コンサート・映画 | Comments(0)



原語から見えて来る聖書のあれこれ素人雑感・・
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