原語から見える聖書のイメージ

アイーダ METライヴビューイング

特にオペラファンではないんですが、この映画でメトロポロタン・オペラが
楽しめるようになってから、
だんだんと「シーズン」が楽しみになってきました

今年は、トスカ、ラ・ボエーム、コシファントゥッテを観て
いよいよ2018-2019年度のシーズンの最初の演目がアイーダ

2018年10月6日上演というほぼ居ながらにしてニューヨークが楽しめる
臨場感がいいです

それも映画館の足を延ばせるシートでゆったり、北海道メロンジュースも飲みながら・・

ハロウィーンとか、ボジョレーヌーボーとかフェスが定着してるのありますが、
オペラのシーズンなんてあまり聞きませんね

初日のせいか、選ぼうとした席は埋まってました

ところでヴェルディは数少ない苦手
時代がかっていて古臭い音楽というイメージ
プッチーニは大好きなんですが・・

というわけでアイーダはサッカーやあの行進曲程度の散発的なメロディをしってるだけ
もちろん筋書きも知らないでぶっつけ本番で聴いたら

なんとまあ、素晴らしい悲劇で感動しました
まったく初めて聞く人がいればネタバレになるので、映画ドラマ感覚で見ると
ヴェルディの良さがより感じられますね




ここでは、あのインタヴュータイムから素敵なお話を

「マーニー」でプリマを演じるイザベル・レナードが才色兼備
オペラ歌手がインタヴューするから歌手たちのフランクで
当意即妙な受け答えが聴きどころ

アンナ・ネトレプコはあまりに有名でこの人目当てに行ったのですが、
初めて聞いて、なんて味わい深いきめ細かい歌い方をする人だろうと、感動しました
なにかとても沁みる声質です
演技も含めてさすが世界のプリマですね
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オペラの研修システムからデヴューした若手のインタビューもよかったです
あの、エジプトらしいメロディの祈りの歌
舞台では見えないところで響くように歌ってるので
こういう映画だとそこを見せてくれるから嬉しいです

ハープ伴奏で指揮者もいて舞台にあわせて歌ってるシーン
レイエスという人、度胸が据わっていて伸び伸び歌ってました
抜擢される理由が分かりますね
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あとラトビアだったかな、中央ヨーロッパ出身の歌手が多い理由にこたえて
Latvia語には調性があるんです
みんなが合唱するんです、というお話になるほどです

イントネーションは分かりますが「調性」とは驚きです
イントネーションがすくない日本語との対比でとても興味を覚えました

アムネリス役のアニータ・ラチヴェリシュヴィリとの声の対比も
役柄にピッタリでした

あの凱旋行進曲があるから冴えわたる最後の場面
とても感動しました

まさかハンカチが必要になるとは思ってもいなかったので、こらえる咳が二つ迷惑かけました
マナー最高の人ばかりでシーンと集中

初日という「シーズン」はいいものですね

このメットの動画
演出は同じですね
エレベータとお馬さんにも拍手です

バレエシーンも2回ありましたが、これも見事


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# by yokohama-izumi-lc | 2018-11-03 08:48 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

中園孔二展 横須賀美術館

ふと目に留まったポスターの名前も知らない画家

通り過ぎるところでしたが、なんとなく気がついた生年と没年が妙に気になりました
夭折の画家だからというわけではなくて・・・

第2期所蔵品展
特集:中園孔二展 外縁-見てみたかった景色
常設の所蔵展は9月で終わりましたが、あれから画集を見るにつけ
引き込まれていくものがあります
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最初に見たときには水沢勉さんが書かれてるように
児童画系、素朴画系とカテゴライズする見方でしかわかりませんでした

彼の言葉や、発想などそういうことをヒントにしてみていくと
「見たかった景色」の奥行きが少し垣間見えてくるような気がしてきました

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画集の桑原淳さんの彼との日常を語った寄稿「桃と涎」が特に興味深かったです
彼の絵の本質的なところを妙に解説することなく、その自然な表情から
なんとなく彼の絵がにじみ出てくるところが好きです

「彼は人が何かに魅入られている状況に興味があり
映画鑑賞に関しては、大勢の人が長い間同じ方向を向いているのがイイ、と
言っていた。そんなのあまり無い、と。」

「...3時を過ぎる頃になると食事をしながら寝てしまう子供のように
彼はユラユラと舟を漕ぎながら指を紙に走らせて、
眠りと描きの間を行ったり来たりしていた。
それは宛らディスクライトのマゼンタの薄闇の中で、
不安定な存在が浮き沈みしている様にも視えた。」

その少し前にこんな記述があります
「・・その夜は、0時をまわっても長い散歩には出かけずに...」

この深夜という額縁がとても重要なようですね

同じく寄稿してる芸大時代の先生oJunさんが
「灯火一つない闇の山中を彼が一心にあるいている姿を想像して不思議な男だな
と思った。独りであること、あるいは独りになることが彼には絶対に必要で
、そこから彼が絵を描く場所までは程近い。」

でも中園自身が語っているように、彼は描かれているものの外縁にこそ
描きたいものが視えてきて、それをキャッチしたくて憑りつかれたようになっている
映画館の独りなのかもしれいなと感じつつあります

1989年神奈川生まれ
2015年7月、
香川県高松沖で行方不明、岡山で発見

この動画は2回目の小山登美夫ギャラリーのときなので2014年
亡くなる1年前・・
貴重なヒントがたくさんあります



何が描かれているかはそれほど問題ではない・・
風景は一つ

画集の彼の言葉から

「・・絵を描く時には、その絵に置き換えるべき大きな流れのようなものが
私の外にあって、それを見つけるときができたとき、その流れを、手を動かしながら
見失わないように・・・・」

こういう純粋さがいいなと思いました

展示から
目が面白いですね
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こちらがポスターの絵
これだけが絵葉書になってました

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抽象でも具象でもでもない・・
外縁の世界に誘われる絵

とはいえ賑やかさもたっぷりなところが魅力的
音楽も作曲していたというのも頷ける色彩感覚

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海を望む美術館からみえる風景もいつもとちがってくるような気がしました

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# by yokohama-izumi-lc | 2018-10-27 10:40 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

神奈川県美術展を見て

そういえば美術といえば企画展ばかりで公募展は行くことがありませんでした
そういうときに、たまたまお知り合いになった方が入選されたと聞きました

俄然、見に行きたくなります!

第54回神奈川県美術展は全国公募なんですね
全然知りませんでした

本当の美術好きはむしろこういうのが好きなんだろうなと
見に行って思いました

その入選された作品はどこかな?と探してるうちに一番奥のほうへ・・
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なんと「大賞」が展示されてるコーナーにありました

この作品を見てたら、やはり作者のお知り合いの方々が見に来ていて、
写メとったり、話を少し伺うことができました

てっきり油彩かと思いましたが、色鉛筆
キラキラ感の出し方に感心しました
シティライフのにぎやかさなど面白い視点ですね

公募展のいいのは写真が自由なのもいいところ
とにかく賞は関係なく好きな作品を・・

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その左側の作品はお気に入りでした

すっきりした気配が清々しかったです

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右隣の一面濃い青の世界も面白かったです
実際に見るとよくわかりますが、こういう風景見たことあります(笑)

その7また右隣が対象的な色彩で引き立ててます
抽象はイメージが膨らんで面白いですね

具象のなかではこれが面白かったかな
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クールジャパン好きな外国人に受けるかも。。
結構面白いと思いました

先ほどのお気に入りの作品の左側に知り合いの作品が展示されてました
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すごい大作
かつグラデーションの精妙なこと

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美しいなと思いました

誰が制作したかということを別にしても、僕の中ではこういう作品がタイプです

見るからに安らぎを与えてくれますが、本人曰く苦しんだそうです

光が射しこむ焦点が三か所ありますが、全体のバランスに微塵の乱れがないところ・・
凄いなと改めて思いました

それぞれタイトルがありますが、受けたイメージをタイトルにしたいので
あえて書きません

そうそう、こういうニュースがありますので貼り付けますね
凄いなと思いました



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# by yokohama-izumi-lc | 2018-09-10 16:46 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

祀る~死んだ男の残したものは

昨日読んだこの記事が面白かったです
毎日お世話になるトイレットペーパーなどが傑作


とにかく発想が豊かで意味が深いなと思いました

焼き鳥の櫛とアイスの棒なんかまるで卒塔婆(笑)

いわゆるナントカフォビアみたいな病的なものでもないんです

集めるアーティストというとピカソを思い出しますが

ご本人の言葉がいいなと思いました

ーー戌一さんにとって「集める」とは?

記録というか、記念というか、感謝というか。
もし我々が人間より強くて賢い生き物に捕食される場合、どうせなら残さず食べてもらって、その痕跡(最期に自分の肉が刺されていた串や、肉が乗っていた器)
を祀ってもらいたいと思うので、私もそのようにしております。
そしてもちろん、衛生面には細心の注意を払っております。


「祀る」なんてこういう身近なものだったんですね

そこからの連想ですが、
拝する、というとこのやり取りを思い出します

使徒の行動10章口語訳

10:25
ペテロがいよいよ到着すると、コルネリオは出迎えて、彼の足もとにひれ伏して拝した
ὡς δὲ ἐγένετο τοῦ εἰσελθεῖν τὸν πέτρον, συναντήσας αὐτῶ ὁ κορνήλιος πεσὼν
ἐπὶ τοὺς πόδας προσεκύνησεν.

ροσκυνέω プロスキュネオー 跪いて崇拝する

10:26
するとペテロは、彼を引き起して言った、「お立ちなさい。わたしも同じ人間です」。
ὁ δὲ πέτρος ἤγειρεν αὐτὸν λέγων, ἀνάστηθι· καὶ ἐγὼ αὐτὸς ἄνθρωπός εἰμι.

ἄνθρωπος アンスローポス 人間


同じ人間だというのは簡単ですが、トイレットペーパーみたいに
表現できたら気持ちいイイと思いました

なんとなくこの曲がしっくりきます
この物悲しさが・・・




武満徹/谷川俊太郎
死んだ男の残したものは、林 美智子

じれた脚と乾いた涙
・・・
思いで一つ残さなかつた





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# by yokohama-izumi-lc | 2018-09-05 14:45 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

9月~シューベルトのピアノソナタ第21番変ロ長調

1828年9月に作曲された最後のピアノソナタ
節目となる2018年の9月を意識してこの曲を積読CDで聴いてました

この年の11月にシューベルトが亡くなりますから、曲想とあいまって
どこかモーツァルトの孤独で清らかな境地とも重なる気がします

コワセヴィッチの解説によると出版は1839年
シューベルトが捧げる予定だったフンメルもその時はすでに他界していて、
あのシューマンに献呈されることになったのも不思議な縁ですね
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そういう見えない線というものがどこまでも続いてるような第一楽章など
もう言葉もない至高の名作
完成作というのも渾身の思いを感じます

内田光子、コワセヴィッチの2枚が気に入りました

内田は弾き振りでモーツァルトを聴いたくらいで
コワセヴィッチはまだありませんが、彼のキャリア見たらこれは
ぜひ聴きたくなりますね

とっても純度が高くてお気に入りです
こんなに清らかに演奏されてシューベルトも嬉しいでしょうね

内田は哲学的で思索に誘うところが好きです



Mitsuko Uchida, Schubert Piano Sonata No.21 in B flat, D. 960

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# by yokohama-izumi-lc | 2018-09-02 07:29 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)



原語から見えて来る聖書のあれこれ素人雑感・・
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