原語から見える聖書のイメージ

物語的~亡き王女の為のパヴーヌを聴きながら

最近では発達障害のことがかなり認知されてきましたが、
それでも無理解が一般的で、最近も非常に悲しい事件を耳にしました。

ですので、こういう箇所を読むと複雑な反応が起こります。

ルカ2:52 口語訳

イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、
そして神と人から愛された。

52] Καὶ Ἰησοῦςπροέκοπτεντῇ σοφίᾳ καὶ ἡλικίᾳ
καὶ χάριτι παρὰ θεῷ καὶ ἀνθρώποις.”

Χάρις カリス 愛らしさ 好意 恩恵 

なにも問題がないように見えますが・・・

このルカの書き方というか、想定している読者が見えてくるところが
あまり共感できないところです。

この福音書の冒頭ですが、

1:1わたしたちの間に成就された出来事を、最初から親しく見た人々であって、
1:2御言に仕えた人々が伝えたとおり物語に書き連ねようと、
多くの人が手を着けましたが、 1:3テオピロ閣下よ、・・・

想定読者はローマの統治者がまず最初
献呈の辞ですよね。

夢中になって読んでいる読書好きな人は
なんの心配もいらない高貴な女性たちというイメージがします。

それが先ほどの

「イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、
そして神と人から愛された。」

物語に引き込むには、こういう表現があると効きますよね。

ヒーローの成長が完璧すぎて
そこには美しい物語的語り口調が感じられます。

ザカリアやマリアの賛歌など、美しいなと事実思ってきたので、
この一句がちょっと残念なんです。

ひと言いえば、スッキリします。(笑)

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またコンビニで買いました

ガーベラ
「希望」、「前進」など花言葉が前向き


さて、音楽で物語を感じる曲というと、
ラヴェルの亡き王女の為のパヴァーヌ


フルート: マクサンス・ラリュー


ウィキによると、

「その昔の」という意味の方が第一義的に使われるようになった。
よって、「いにしえの王女のためのパヴァーヌ」程度の意味が、
原題でラヴェルが意図するところとなる。

この古風な曲は、歴史上の特定の王女に捧げて作られたものではなく、
スペインにおける風習や情緒に対するノスタルジアを表現したもの


いにしえ
とても物語的でいい表現ですね






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by yokohama-izumi-lc | 2017-07-08 04:04 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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