原語から見える聖書のイメージ

不正な管理人のたとえ~魔笛の夜の女王を聴きながら

ルカの不正な管理人のたとえは
ラビリンスに入ったように、途方に暮れるところが
面白いです

1節から13節までの地図を片手に入ってみます

結論のゴールはシンプルですが、
経路は迷宮で、どこをどう通れば
出られるのか、わかりません

その経路にはどうも2つあって
違う価値観で交錯してるのを
一つにしてるようにみえました

ほぐそうとすると、縺れるわけですよね


ルカ16章 02節 新共同訳
そこで、主人は彼を呼びつけて言った。
『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。
会計報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』




この「会計の報告」というのがあのロゴスなんですよね
λόγος 
言葉 事柄 計算 決算 尊重 答弁 理由 割合
辞書の最後に「ロゴス」
当時の宗教・哲学的用語

ヨハネでゆっくりこの言葉が出てくるのを楽しみにしてましたが、
ここで出てくるとは!

辞書の訳語では「決算」が妥当でしょうか
決算書を見れば、最終結果がわかりますよね

ところが東〇(株)のように
そこに至るまでにはいろんな見解や、操作があるようです

 小細工はお見通しなのですが、
ほめられたものではないですよね

ところが・・・


新共同訳
主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。
この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている

γενεά 種族 同時代の人々 世代

これ皮肉でしょうか?
迷宮は迷宮として深入りしないほうが楽しめます


ルカ16章 09節 新共同訳
そこで、わたしは言っておくが、不正にまみれた富で友達を作りなさい。
そうしておけば、金がなくなったとき、
あなたがたは永遠の住まいに迎え入れてもらえる。


ラビリンスはますます深まりますね
どこがどうなのか分かりません

永遠の住まい
σκηνή 天幕 幕屋 小屋 (一般に)住居
ユダヤ民族が荒れ野でさ迷っていたころの天幕生活を
想起させます


ルカ16章 11節 新共同訳
だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、
だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか。



これもかなりのこじつけで、監査役は大変ですね
適正意見書は通常は出せませんよね


ルカ16章 13節 新共同訳
どんな召し使いも二人の主人に仕えることはできない。
一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。
あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」



θεός セオス 神

結論という出口はちゃんとありますが、
出口が実は入り口だったりするのがラビリンス

e0341228_15183037.png
クノッソスの迷宮図(クレタ型迷宮)

こうして上からみると、まるで右脳左脳のようにみえます
神と富
使い分けに対応しているように見えてきました

勘定、計算、損得計算ばかりしてる迷宮にいるのが
実際のところではないのかな??

ロゴスは決算から
ロゴスに哲学的な意味を持たせた理由が知りたくなりました

そういえば秦剛平さんの本では
新興キリスト教が既存宗教にたいして優位に立つためには
先在のキリストというロゴス論理がとても天才的だとほめてました

まるで利口な管理人を主人がほめたみたいで
おもわず微苦笑

モーツァルトの魔笛も筋立てが不思議ですよね
母親が夜の女王
ザラストロが敵かと思っていたら・・・


でもここが聴きどころの一つ
顔文字が効果的に使われて思わず( *´艸`)

モーツァルト 《魔笛》 「夜の女王のアリア」 ルチア・ポップ



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by yokohama-izumi-lc | 2017-08-25 04:47 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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