原語から見える聖書のイメージ

夜を過ごし、朝早く~クライバーのベートーヴェン交響曲第4番

今日のパラグラフは「目を覚ましていなさい」
ルカ21章34-37の雑感です

冒頭の34節がテーマですが、
37節まで、日常生活の描写が面白いです

夏風邪が抜けなくて
怠くて
最近寝不足なので「目を覚ませ」といわれると
ストレスですが・・

睡眠が浅くて、目が覚めてしまうんですよね
無意識のうちに世の煩いが邪魔するんでしょうか?

さて・・眠いながら読んでみると


21:34 新共同訳
放縦深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。
さもないと、その日が不意にのようにあなたがたを襲うことになる。



βαρέω バレオー 荷を負わせる 負担をかける (心が)鈍くなる

あれこれ心配してると、心の余裕がなくなるのはよく経験しますよね

κρεπάλῃ クレパレー 酔い 二日酔い めまい
μέθη メテー 酩酊 →似てますね(笑)

「放縦」というと乱れに乱れた感じですが、
両方とも飲み過ぎ警報の意味でしょうね

これまでイエスも弟子たちも「罪びとたち」に招かれて
宴会に招かれてましたから・・

このあたりで、「過去」を忘れろとも読めます

酒を飲むな!とは言ってませんよね
ぼくは飲みませんが、食事時の少しのワインは食欲増進、
睡眠にいい気がします

飲み過ぎ警報のあとは、
眠るな警報!

21:36 口語訳
これらの起ろうとしているすべての事からのがれて、
人の子の前に立つことができるように、
絶えず目をさまして祈っていなさい」。


ἀγρυπνέω アグリュプネオー 眼を覚ましている 眠らずにいる

δέομαι デオマイ 願う 乞う 頼む (神に)祈る

「罠」と34節にありましたから、
ふつうの「祈り」プロスエウコマイの言葉が使われてませんね

乞うというのがいいと思います

παγίς パギス わな 
(比)突然人を不幸・破滅に陥れるもの
道徳的陥宑

うっかり出来心とか、
気のゆるみ・・

「眠るな」という真の意味はそのあたりでしょうか・・

よく寝ないと注意力が働かないので、
朝と昼と夜の生活パターンが大切
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というわけで、最後の節がなんとも微笑ましいです


21:37
イエスはのあいだは宮で教え、には出て行ってオリブという山で夜をすごしておられた21:38
民衆はみな、み教を聞こうとして、いつも朝早く宮に行き、イエスのもとに集まった


38]


ἡμέρα ヘーメラ (日出より日没までの)日、昼

νύξ ニュクス 夜

夜、民衆と弟子も寝ているわけですが、

イエスはなんと、
αὐλίζομαι アウリゾマイ (人が)野営(野宿)する (単に)夜を過ごす

瞑想の時・・なんでしょうね

さて、ぐっすり寝ると朝が待ち遠しい
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ὀρθρίζω オルスリゾー 朝早く起き(てい)る

つぎがいよいよ23章「イエスを殺す計画」ですから、
このパラグラフは、つかの間の「平和」な日常が感じられていいですね

さて、覚醒しつつバランスのとれた日常を
イメージする音楽は・・・

まどろむような開始かた
そこからハッと爽やかな目覚めが・・

カルロス・クライバーのベートーヴェン交響曲第4番
を聴きたくなりました

C. Kleiber 4 & 7 Beethoven Symphony Concertgebouw Orchestra 1983

バイエルン国立管弦楽団との来日コンサートで聴きましたが
オケのメンバーがドライヴされて
いまだに目に耳に焼き付いてます

本当に覚醒させてくれるベートーヴェンですね










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by yokohama-izumi-lc | 2017-09-19 04:15 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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