原語から見える聖書のイメージ

酒宴政談?~ローエングリン第一幕への前奏曲を聴きながら

今日のパラグラフは「いちばん偉い者」
ルカ22章24-30節の雑感です

ルカでは「偉い者」合戦が9章46-48にありました
子供を側に立たせて諭した経過がありますね

今度はいよいよ「神の国」への期待感からか、
または過ぎ越しのワインがまわったのか、
議論が具体的なのが面白いです

現実の状況をみて

ルカ 22章 25節 新共同訳
そこで、イエスは言われた。「異邦人の間では、王が民を支配し
民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている

κυριεύω キュリエウオー 支配する の主人である
あのキュリオスの動詞ですね
キュリオス 主人 所有者

(宗教用語として広く用いられる、神とその礼拝者との関係を主人と奴隷、
家来のそれと見る東方的起源のもの、礼拝の対象とされた神的存在に、
また地上の神とみなされた東方諸国の君主やローマ皇帝に用いられた)

そういえば捕囚から解放したペルシャのキュロス王のキュロスも
権力・権威のキュロスから来てるんじゃないのかな

こういう政治的現実を引き合いに出すところが
大人の議論になってますね

食卓を囲みながら一席をぶつように

22:27 口語訳
食卓につく人と給仕する者と、どちらが偉いのか。
食卓につく人の方ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、
給仕をする者のようにしている

διακονέω ディアコネオー 給仕をする 世話をする 助ける

そういえば、イエスは幹事みたいに過越の部屋を用意するところから
始め、ワインをまず勧めて飲ましてから食事へ・・

話のネタみたいに「裏切り」予告も口にしましたが、
これまでもそういうケースはいくらでもあったでしょうから、
弟子はまたか、程度かもしれませんね

マルタとマリアの話も思い出しますが
ここではマルタ的な行動に重点が移ってるようです

ルカ 22章 30節 新共同訳
あなたがたは、わたしのでわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、
王座に座ってイスラエルの十二部族をめることになる。」



ユダにはいったサタナースも同席して聴いてるわけですが・・
ユダも心動いたでしょうね

あくまでもぼくの想像です
12部族とはっきり言われてるわけですから

酒宴たけなわで、イエスも弟子たちも大盛り上がり
凄い言葉が並んでます

βασίλεια バシレイア 王位 支配 統治
θρόνος スロノス 座席 椅子 王座
κρίνω クリノー 分ける 判断する 裁判する 裁く

このあたりは、もう世直し的なイメージがします
メシア待望の中、これは彼らのアイデンティティでもあったでしょうね

その確認という意味もあったように思いました

また、「使徒」に特別な意味合いを持たせるところに
新たな聖職者階級が生まれる根拠もある気がします

にしても、あまりカタク考えず

最後の楽しい時を惜しむ気持ちはわかるので
終末における夢のような希望もいいですね


ぼくも口がすべって夢みたいなと書いたら
そういう夢の世界を実現したルートヴィッヒIIを思い出しました

神々しい夢のような音楽を・・
e0341228_04500216.jpg

あのノイシュバンシュタイン城を残してくれたわけでから、
夢は本当に大切です


Richard Wagner - Lohengrin - Prelude
当時は財政を傾けたそうですが
いまではドル箱


まだ第一幕が始まったばかりですよね
夢はこれからなのかもしれません









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by yokohama-izumi-lc | 2017-09-23 05:16 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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