原語から見える聖書のイメージ

メトロの広告から~鈴木雅明/ルター宗教改革500周年 使徒2章34-36

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仕事で乗った東京メトロのつり広告を写メ
宗教改革500周年記念の文化イベント
大学主催の案内が電車内に出るのは珍しいので
目を引きました

獨協大学はドイツ学の伝統があるんですね

そういえば明治いらいのドイツ教養主義の伝統
宗教改革とルネッサンスは世界史で誰でも習いますし
日本人はバッハ好き
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ドイツメダルだったかな、鈴木雅明さん受賞されてますよね
良い企画だなと思いました


さて


今日のパラグラフは「ペトロの説教」
使徒の行動2章34-36からの雑感です

預言者ダビデという新しい視点からの引用で、
ますます聴衆をひきつけたところで、
現実に起きた出来事をその証拠としました

その続きです

2:34口語訳
ダビデが天に上ったのではない。彼自身こう言っている、
『主はわが主に仰せになった、
2:35
あなたの敵をあなたの足台にするまでは
わたしの右に座していなさい』。

τίθημι ティテーミ 置く 横たえる 

この部分の引用、マタイ、マルコ、ルカと全部あるんですね
「どうしてメシアがダビデの子なのか」とイエス自身が言われた言葉ですね

70人訳ギリシャ語聖書だとどうしても、YHWHは主としか
訳せないのでこうなりますよね

岩隈対訳をみたらここは詩編110篇1とのこと

110:1
主はわが主に言われる、
「わたしがあなたのもろもろの敵を
あなたの足台とするまで、わたしの右に座せよ」と。

נְאֻם יְהוָה, לַאדֹנִי--שֵׁב לִימִינִי; עַד-אָשִׁית אֹיְבֶיךָ, הֲדֹם לְרַגְלֶיךָ.

ヤハゥエ 主
アドニ 私の主人

ヘブライ語では主の混同はありませんが、
イエスの言葉から、あの「私の主人」はメシアことイエス
を指していると分かった瞬間から、新たな主のイメージが生まれたんでしょうね

ダビデは天に上らなかっけど、
イエスは復活して天に上った、となれば
詩編のダビデの言葉は預言として価値が生まれますね


分かりにくいところなので、ペトロことルカの説教も丁寧な感じです

そして、結論へ

2:36
だから、イスラエルの全家は、この事をしかと知っておくがよい。
あなたがたが十字架につけたこのイエスを、
神は、主またキリストとしてお立てになったのである」。


ἀσφαλῶς アスファロース 確実に 確かに

σταυρόω スタウロオー 十字架につける

イエスがメシア・キリストであり、したがって主・キュリオス
であるにもかかわらず・・・

「あなたがたは」彼を十字架刑にして殺してしまった。

それは確かなことですよね!

こう畳み込まれたら、ヤバいですね

あなた方はと言いますが、実際は私たちはなんですけど・・・

約半世紀後、イエスがメシアであることをユダヤ教に主張するため、
いつのまにか、「わたちたち」が「あなたたち」に変化したのでは??

危ない変化かなと感じつつ、ここまで


たまたま目にした獨協大学の広告から
鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハを

・・・と思ったら

ルターを語るインタヴューがあったので
大学での受講気分で(笑)



マタイ受難曲とロ短調ミサ曲をコンサートで聴いたことあります
古楽器の良さ、線が綺麗にそろった透明感のある歌唱など
ドイツ的というより日本的繊細なバッハ像を感じました



















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by yokohama-izumi-lc | 2017-10-28 06:05 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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