原語から見える聖書のイメージ

マーラー/リュッケルト歌曲集より 使徒5章38節~39節

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お祝い事でいただいたシュトレン
少しずつスライスしてますがあっという間にあと少し(笑)

「ドイツでは、クリスマスを待つ4週間のアドヴェント待降節の間、
少しずつスライスして食べる習慣がある
フルーツの風味などが日ごとにパンへ移っていくため、「今日よりも明日、明日よりも明後日と、クリスマス当日がだんだん待ち遠しくなる」とされている」

今日よりも明日、明日よりも・・・!

さて


今日のパラグラフは「使徒たちに対する迫害」
使徒の行動5章38節から適当な段落までの雑感です

ローマ統治下の当時、官憲の目が光っているのを意識してるのか
宗教上の争いごとを誤解されたくないようですね
ガマリエール先生の具体的な事例を想起させる論法は
なるほどです

ずっと後にキリスト教がローマのに受け入れられた素地まで感じさせます

5:38 口語訳
そこで、この際、諸君に申し上げる。あの人たちから手を引いて
そのなすままにしておきなさい。
その企てや、しわざが、人間から出たものなら、自滅するだろう。

ἀπόστητε 岩隈対訳によると
アフィステーミの第二アオリスト2人称複数命令
遠ざける 引き離す から離れる

ἀφίημι アフィエーミ 去らせる 放棄する 放任する
こちらも第二アオリスト2人称複数命令

似た言葉を連ねて修辞的ですね
学者らしいです

βουλή ブーレー 意図 企て たくらみ 
ἔργον エルゴン 行い 行為 所業 わざ
καταλύω カタリュオー (受)滅びる つぶれる

ほっておいて、消えてなくなるものほど楽なものないですよね
実際には鎮圧されたんでしょうけど・・

ペトロたちの様子を見てると、たいしたことない風情
大さわぎするなという感じでしょうか


5:39
しかし、もし神から出たものなら、あの人たちを滅ぼすことはできまい。
まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。
そこで彼らはその勧告にしたがい、

θεομάχος セオマコス 神と戦う 神に敵対する
面白い言葉ですね

前段でほっておけば自滅するといわれると、
もう怒る理由がなくなりました
この節はガマリエール先生の予期せざる「預言」をしてしまったのでしょうか

そんなことはあるまいという満場の雰囲気を感じます

ここまでにして

ほっておくからの連想で・・
マーラーのリュッケルト歌曲集から
「私はこの世に捨てられて」



私はこの世から姿を消してしまったの。
そこでは、多くの時間を無駄に過ごしてしまったわ。

私の消息を聞かなくなってからだいぶ経つわね。
きっと、私なんかもうすっかり死んだと思われてるんだわ。

死んでしまったと思われても、
私にはどうでもいいことよ。
それに対しては何も言えないわ。

だって、本当にこの世では死んでいるんだもの。
世の中の騒がしさの中では死んでしまって、
私だけの静かな場所で安らいでいるの。

私だけの至福の中で、私だけの愛の中で、
私だけの歌の中でひとりで生きているの。
 




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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-12 06:05 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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