原語から見える聖書のイメージ

ショスタコーヴィチ交響曲第7番 使徒7章11節~12節

寒波のせいか、空気の表情が面白いです
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こちらは朝焼けの港
冷気に対比して海が穏やかに感じられます

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こちらは、夕方
飛行機雲と思われる一条のラインが輝いてました
冷え込んできたせいか、氷のように固まって見えるんですよね(笑)

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章11節から適当な段落までの雑感です

ヘブル語聖書の物語要約が続きます
暗唱してるんでしょうね

7:11口語訳
時に、エジプトとカナンとの全土にわたって、ききんが起り、大きな苦難が襲ってきて、わたしたちの先祖たちは、食物が得られなくなった。


δὲ 時に、と訳すのは味がありますね
新共同訳は「ところが」
岩隈対訳は「すると」

λιμός リモス 飢え 空腹 飢饉
χόρτασμα コルタスマ 飼料 食物 糧 


飢饉の原因は何でしょう
この辺りは降雨量が少ないでしょうから、旱魃でしょうか

妬みという心の飢饉からヨセフはエギプトに売られたとも読めますね
今度は本物の飢饉で、売った本人たちもエジプトへ・・


7:12
ヤコブは、エジプトには食糧があると聞いて、
初めに先祖たちをつかわしたが、


σιτίον シティオン 穀物 食物 食料品 パン

岩隈対訳で「ὄνταはエイミの分詞中性複数対格
アクーオーを補足するものでシティアの述語」

こういう解説はわかりやすくて助かります

ところで、食料のうわさはどこから流れてきたのでしょう
きっとヨセフが心配して、国元に情報を流したんでしょうね

さて音楽は・・
飢餓のイメージから

Marin Alsopさん、女性指揮者でしょうか
YouTubeのコメント読むとアメリカの指揮者だそうですね
なかなかいい演奏ですね

ナチス・ドイツとのレニングラード包囲戦を改めて調べてみたら凄いですね

飢餓や砲爆撃によって、ソ連政府の発表によれば67万人、一説によれば100万人以上の市民が死亡した。これは日本本土における民間人の戦災死者数の合計(東京大空襲沖縄戦広島長崎を含む全て)を上回る。」

こういうさなかに作曲されたのはよく知られてますが、
初めて聞いた時には妙なテーマが延々と続き、とても違和感ありました
調性がハ長調というのも興味深いです

最近は気になる曲で、聴きながら書いてますが
戦争そのものを絵画化する訳でもなく
叙情的なナイーブさもたっぷりで好感持てます
例の奇妙なテーマもすっかり馴染んできました











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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-30 04:37 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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