原語から見える聖書のイメージ

「レ・ミゼラブル」の世界 岩波新書 西永良成

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偶然のきっかけで読み始めたんですが、
やはりミュージカルになるだけあって古典的名作だと
今頃知りました

余りにも有名で、いかにも名作くさいのって、
へそまがりなのか、敬遠してました

でもよみきるには、相当の覚悟が必要な大作
新書のポイントをついた解説のおかげで読んだ気が・・・

芝居がかった設定が好みでなかったのか、あの話かと思いながら読んだんですが、
びっくりしたのはこの本、禁書リストに入ってたんですね

175ページ

「1864年から1962年の第二ヴァチカン公会議までのほぼ100年間、
「レ・ミゼラブル」は(教会)の禁書リストに入っていた。
小説の冒頭には「正しい人」ミリエル司教を登場させ、
主人公ジャン・ヴァルジャンはキリストの教えにほぼ忠実に従っているというのに、
いったいなぜなのか。
それはむろん、(教会)の正統的な教義に反する深刻な内容がふくまれていたからだ。」

これには驚きました
一番この本が人気があってよく読まれていた時代じゃないのかな?

著者の解説が面白いんですが、それだけユゴーって時代を超えてる部分が魅力なんですね
死刑廃止論など、単なる理想主義を超えてる信念ですね

とくに彼の宗教の「無限」の考え方に惹かれました
共感する考え方です

ユゴーの国葬では200万を超える市民に見送られたそうですが、
パリ大司教は国葬に大反対

でも自由とは喧々諤々の反対論があるから健全なんでしょうね
友人ラマルチーヌの辛辣な書評も、普通はオトモダチには辛口は遠慮するでしょうけど
そうではないところが真の友なのか(笑)
ポイントをついていて面白いです

気になるのは、差別化に置かれていただろうと推測される
フランスのユダヤ人たちにユゴーが触れているのかどうか、
どういう考えを持っているのか、そのあたりがなにもわかりません

気になってます・・・
















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by yokohama-izumi-lc | 2018-04-14 05:43 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)
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