原語から見える聖書のイメージ

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シューベルトのセレナーデ 使徒7章13節~14節

年末に最高の映画に出会えました
リンク先の公式ホームページから予告が見られます

予備知識ゼロ、あとでギターのビッグネームに多大な影響を与えた人と知りました
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良い映画は、最初のシーンや、何気ないところに深い意味を
持たせていたんだと分かるものですね

ナマズの髭、お猿さんなど、時代を辛辣に風刺してます
もう夢中で見て、聴いて、感動してました
パンフレットとサントラをお正月にじっくり楽しみたいと思います

良い映画は絶対にブログにしたくないですね(笑)
ストーリーやネタがばれたら非常にもったいないです
これがぼくの感想となります

さて


今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章13節から適当な段落までの雑感です

歴史を知ることは現在を理解すること
ステファノの路線はそんな感じですね


7:13口語訳
二回目の時に、ヨセフが兄弟たちに、自分の身の上を打ち明けたので、
彼の親族関係がパロに知れてきた


γνωρίζω グノーリゾー 知らせる 打ち明ける 告げる 
φανερὸν ファネロン 目に見える 明らかな 周知の
γένος ゲノス 子孫 一族 素性 血縁関係

ヨセフは夢解きの才能がありましたね
飢饉を予知したのもそのお陰
その結果、親族に会えた

ユダヤ人の同族意識は強固ですね


7:14
ヨセフは使をやって、父ヤコブと七十五人にのぼる親族一同とを招いた


μετακαλέω メタカレオー 来るように呼ぶ 招く 呼び寄せる

岩隈対訳の注、70人訳では75人だそうです
ルカは70人訳でヘブル語聖書を読んでますね

最近、秦剛平さん訳の70人訳モーセ5書の文庫版を買いました
注がとてもいいですね

とにかく全員がハングリーなんですから、親族の親族の・・
なんてあったんでしょうか?

さて音楽は・・
グノーリゾー 「打ち明ける」から

白鳥の歌の第4曲

歌も良いですが
ブニアティシビリのピアノで・・





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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-31 04:44 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

ショスタコーヴィチ交響曲第7番 使徒7章11節~12節

寒波のせいか、空気の表情が面白いです
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こちらは朝焼けの港
冷気に対比して海が穏やかに感じられます

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こちらは、夕方
飛行機雲と思われる一条のラインが輝いてました
冷え込んできたせいか、氷のように固まって見えるんですよね(笑)

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章11節から適当な段落までの雑感です

ヘブル語聖書の物語要約が続きます
暗唱してるんでしょうね

7:11口語訳
時に、エジプトとカナンとの全土にわたって、ききんが起り、大きな苦難が襲ってきて、わたしたちの先祖たちは、食物が得られなくなった。


δὲ 時に、と訳すのは味がありますね
新共同訳は「ところが」
岩隈対訳は「すると」

λιμός リモス 飢え 空腹 飢饉
χόρτασμα コルタスマ 飼料 食物 糧 


飢饉の原因は何でしょう
この辺りは降雨量が少ないでしょうから、旱魃でしょうか

妬みという心の飢饉からヨセフはエギプトに売られたとも読めますね
今度は本物の飢饉で、売った本人たちもエジプトへ・・


7:12
ヤコブは、エジプトには食糧があると聞いて、
初めに先祖たちをつかわしたが、


σιτίον シティオン 穀物 食物 食料品 パン

岩隈対訳で「ὄνταはエイミの分詞中性複数対格
アクーオーを補足するものでシティアの述語」

こういう解説はわかりやすくて助かります

ところで、食料のうわさはどこから流れてきたのでしょう
きっとヨセフが心配して、国元に情報を流したんでしょうね

さて音楽は・・
飢餓のイメージから

Marin Alsopさん、女性指揮者でしょうか
YouTubeのコメント読むとアメリカの指揮者だそうですね
なかなかいい演奏ですね

ナチス・ドイツとのレニングラード包囲戦を改めて調べてみたら凄いですね

飢餓や砲爆撃によって、ソ連政府の発表によれば67万人、一説によれば100万人以上の市民が死亡した。これは日本本土における民間人の戦災死者数の合計(東京大空襲沖縄戦広島長崎を含む全て)を上回る。」

こういうさなかに作曲されたのはよく知られてますが、
初めて聞いた時には妙なテーマが延々と続き、とても違和感ありました
調性がハ長調というのも興味深いです

最近は気になる曲で、聴きながら書いてますが
戦争そのものを絵画化する訳でもなく
叙情的なナイーブさもたっぷりで好感持てます
例の奇妙なテーマもすっかり馴染んできました











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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-30 04:37 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

ベートーヴェン/クロイツェル・ソナタ 使徒7章9節~10節


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ベジャールの再演+東京バレエ団
ローザンヌと東京の四季を背景に・・
メータ指揮イスラエル・フィルと合唱団
コロンビア出身でコスモポリタンなダンサーたち
大貫さんのバレエが気に入りました

この前のモーツァルトの映画は12月のプラハ
12月と言えば第九
映画館の興業のセンスがいいです(笑)

いままで春の祭典とか、残念ながらベジャールのバレエを見てません
こうして公演にいたるまでのドキュメンタリーで触れられてなるほどと思いました
希望を言えばバレエと音楽だけで全曲をしっかり楽しみたかったです

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章9節から適当な段落までの雑感です

演説がながいですが、いい聖書のおさらいですね

7:9口語訳
族長たちは、ヨセフをねたんでエジプト売りとばした
しかし、神は彼と共にいまして、

ζηλόω ゼーロオー 得ようと努める ねたむ 嫉妬する
ἀποδίδωμι アポディドーミ 渡す 差し出す 返済する
Αἴγυπτος アイギュプトス エジプト

求めよさらば与えられんの「求める、探す」はゼーテオー
ちょっと違いますね

カインも妬み
兄たちも妬み
そこからドラマが始まるから面白いです

アイギュプトスがどうしてエジプトなのか調べたら
ギリシャ神話から来てるんですね


7:10
あらゆる苦難から彼を救い出し、エジプト王パロの前で恵みを与え、
知恵をあらわさせた。そこで、パロは彼を宰相の任につかせ、
エジプトならびに王家全体の支配に当らせた。


θλῖψις スリプシス 患難 苦難
χάρις カリス 愛らしさ 快さ 好意 愛顧 寵愛 恵 恩恵
φαράω ファラオー パロ
(エギプト王の称号・しかしほとんど固有名詞化していた)
ἡγέομαι ヘーゲオマイ 指導する 指導者 支配者
あのヘゲモニーの語源ですね

こういう「歴史」が当時の先進国エジプトの象形文字などで
確認がとれれば問題ないのですが・・
やれヒクソスではないかとか推測程度のことばかりでは
おかしいですよね
カナン侵入までの「歴史」は眉につばつける必要があると思ってます

それは置いといて、ステファノは伝承を忠実に再現しながら、
共感と理解を求めようとしてますね

ここまでにして音楽は
ゼーロオー 嫉妬するから

たまたま見つけたベートーヴェンのクロイツェル・ソナタの演奏に
聞き惚れてました


ジョシュア・ベルとユジャ・ワン
素晴らしい熱演
アングルもとても良いです

トルストイの同名小説は有名ですよね
この曲の関係で読んでみましたが
この曲のどこから嫉妬心をテーマにした小説がひらめいたのか
よくわかりません

音楽は気宇壮大
意気軒高
ヴァイオリンとピアノのダブルコンチェルトという錯覚を覚えるくらい
充実してますね






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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-29 04:41 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

Enya /Only Time 使徒7章7節~8節

この前、上野の森美術館に「怖い絵展」を見に行きましたが、
その途中に怖い(笑)樹があったので写メ
立札にムクノキとありました
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真ん中がくり抜いたように穴が凄い
樹洞というそうです

なんでここまで穴が空くのか不思議です

体内に新鮮な空気が必要なのか・・
動物たちに雨宿りの場所を提供してるのか・・
老木になると空気抵抗と体重減らして、倒木除けなのか・・
森に怖い雰囲気と神秘を醸し出すためなのか・・

この樹の実が好きなムクドリに聞くしかないようですね

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章7節から適当な段落までの雑感です

そもそもから話し始めてますが、議場のお歴々には周知のこと
イライラしながら聞いてるでしょうね

7:7口語訳
それから、さらに仰せになった、『彼らを奴隷にする国民を、
わたしはさばくであろう。その後、彼らはそこからのがれ出て、
この場所でわたしを礼拝するであろう』。


κρίνω クリノー 分ける 分離する 判断する 裁く 罰する
λατρεύω ラトゥレウオー 仕える 奉仕する 礼拝する 

礼拝するはプロスキュネオーがイエスなどに用いられますよね
こちらは仕えるという感じがしますが、どうでしょう?


7:8
そして、神はアブラハムに、割礼契約をお与えになった。
こうして、彼はイサクの父となり、これに八日目に割礼を施し、
それから、イサクはヤコブの父となり、
ヤコブは十二人の族長たちの父となった。


διαθήκη ディアテーケー 遺言 協約 契約 指令 規定 約束
περιτομή ペリトゥメー 包皮の切り取り 割礼 
岩隈対訳に「割礼の契約がイサァクを生むことおよびそれと共にアブラハムの
子孫に関するすべての約束が成就されることの前提であることが示される」

それはそうでしょうね。
産めよ増えよの創世記の言葉を思い出します

ただポグロムやホロコーストなど絶滅危機に瀕した歴史からすると
割礼の意義は大きいんでしょうね

γεννάω ゲンナオー 儲ける 生む 産む

ここまでにして
ゲンナオー「産む」の連想で・・

パンダの赤ちゃんが久しぶりに生まれて
シャンシャン可愛いでしょうね

無邪気で無心なイメージからこの曲にしてみました


Enya - Only Time











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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-28 05:04 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

シューベルト/さすらい人幻想曲 使徒7章5節~6節

ランチのあと外堀の遊歩道を歩きました
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朝晩と冷えますので昼の陽光がとても暖かく感じます
お堀の水のきらめき、木々の影
高いところから見渡す景色・・そして総武線

こういう土手に懐かしさを覚えます
遊歩道っていいものですね

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章5節から適当な段落までの雑感です

そもそもの共通の認識から出発することが大切ですよね
ステファノの弁明の続き・・

7:5口語訳
そこでは、遺産となるものは何一つ、一歩の幅の土地すらも、
与えられなかった。ただ、その地を所領として授けようとの約束を、
彼と、そして彼にはまだがなかったのに、
その子孫とに与えられたのである。



κληρονομία クレーロノミア 遺産 相続財産 財産 所有物
βῆμα ベーマ 歩み 一歩 演壇
ἐπαγγέλλω エパンゲロー 申し出る 約束する 
κατάσχεσις カタスケシス 引きとめること 占有 所有
σπέρμα スペルマ 種 子孫 
τέκνον テクノン 子供 子孫

旧約のダイジェスト
岩隈対訳によると、申2-5 創12-7,13-15,17-8の引用だそうです

テキストでは一歩ですが、「土地」を補ってますね
当時は泉や草がある土地が財産なのでしょう

ステファノの趣旨は「約束」を強調することでしょうね

7:6
神はこう仰せになった、『彼の子孫は他国に身を寄せるであろう。
そして、そこで四百年のあいだ、奴隷にされて虐待を受けるであろう』。


πάροικος パルオイコス 外来の 異国に住んでいる他国人
ἀλλότριος アロトゥリオス よその 他人の 自分のものではない

新共同訳では「外国に移住し」

飢饉で仕方なくエジプトに行くことになったので、
「身を寄せる」のほうがしっくりします

δουλόω デゥーロオー 奴隷にする 隷属させる
κακόω カコオー 害を加える 虐待する 苦しめる

「約束の地」がますます遠くへ・・

最近、岩波新書の「聖書考古学」長谷川修一を読みました。
有名なこういう個所の考古学的裏付けが本当にないようですね

口承で語り続けられた民族としての伝承には、何らかの背景、記憶が
あることはわかります

それが問題だと思っています

音楽は他国にさすらうイメージから
シューベルトのさすらい人幻想曲


Evgeny Kissin - Schubert - Wander Fantasy in C major, D 760

ワンダーフォーゲル部にいたことあるので、野山歩きのワンダーが懐かしいです
山が大きな遊歩道(笑)でした

少し前にBSのクラシック倶楽部で原田英代さんの演奏を聴いてから
好きになりました
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ロシアンピアニズムを学んで来られたそうで、構築性のある響きから
なんともいえない叙情と憧れが心に残りました

キーシンは感傷に流れず、さすらいの情感を細やかに聞かせてくれますね












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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-27 04:42 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

クライバー/ベートーヴェン7番 使徒7章3節~4節

生れてはじめて牛タンを試してみました
最近やたら牛タン耳にしますよね
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美味しい焼肉屋さんですが、これだけはいつもスルー
👅のイメージが苦手・・
なんとか完食しましたが、これは美味しいという発見がなくて残念
果たして👅は食べ物なのか?大いに疑問です(笑)

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章から適当な段落までの雑感です

まえのブログで「説教」という言葉より「弁明」のほうが
いいのではと書きました。
お偉方に「お説教」するつもりはステファノにはないでしょう

7章3節口語訳
仰せになった、『あなたの土地と親族から離れて
あなたにさし示す地に行きなさい』。

ἐξέρχομαι エクスエルコマイ 出ていく 立ち去る 脱する 逃れる
συγγένεια シュンゲネイア 親族 親戚
δεῦρο デゥロ ここへ ここへ来い さあ!
岩隈対訳では「人を呼びまた促す時に用いるもの・・」

δείκνυμι ディクニュミ 示す 提示する 見せる 説明する

カルデアの地ウルでしたよね
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いい場所だと思いますが、神に「さあ!」と言われると
なにか良いことあるのか(笑)と思うかも・・

縁戚は呆れてたニュアンスがしますが、
国境もなく、遊牧民族なら気ままな感じもします

ウルからカランへ・・ラクダに乗って


7:4
そこで、アブラハムはカルデヤ人の地を出て、カランに住んだ。
そして、彼の父が死んだのち、神は彼をそこから、
今あなたがたの住んでいるこの地に移住させたが、

カラン(新共同訳はハラン)で父を葬り・・
直系親族は一緒
母親に触れてませんが気になります

μετοικίζω メトイキゾー (他の住所へ)移らせる 移住する
κατοικέω カトイケオー 定住する 宿る 住む

いま「ニュン」で、ステファノは同じ地平に立とうとしてますね
ここまでにして・・


音楽は、移住する「メトイキゾー」のイメージから
引っ越し

引っ越しはエネルギーいりますよね
でも新居は楽しみでしょうね

というわけで踊るような曲
第七番のシンフォニーイ長調


やはりこの方で聴きたいです

Carlos Kleiber Beethoven Symphonies 7 (Complete) /
Concergebouw Orchestra

イエルン国立管弦楽団とのライヴコンサートを聴きましたが
この名門オーケストラとの共演もまた表情が違って貴重な記録ですね

ベートーヴェンは引っ越し魔だったそうですね
生涯に70回とも80回ともいわれてるとか!

ということは、ここはベートーヴェンが住んでたところという名所が
沢山出来て観光に貢献(笑)してるのかな・・







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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-26 04:48 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

You Raise Me Up 使徒7章1節~2節

アメリカではもうかなり前からメリークリスマスという挨拶ではなくて
ハッピーホリデーが一般的になりつつある、というのは聞いてました
多元的な宗教、民族の国であれば当然だなと思っています

でもまたこの挨拶が政治的な意味合いを持ってきてしまってるんですね



このまえの「福音」もそうですが、支持者たちの原理主義的な方向性があるように感じます

このニュースを読んでから改めてクリスマスの日本での受容の歴史をおさらいしてみました

知りませんでしたが「大正天皇」が崩御されたのが12月25日
当時は休日だったんですね!
wikiから

「昭和時代の先帝祭にあたる大正天皇祭(12月25日)が設定された。日本でクリスマスの習慣が広く普及したのは12月25日が休日となっていたこの時代とされている。

1928年(昭和3年)の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでに普及していた。」



とすれば、平成から新しい年号に変わろうとしている「今」
年号の継続性という観点から
ハッピーホリデー週間とすれば
今年のように祝日が土曜日で残念な結果にならないですよね

働き方改革、人で不足の世の中、あのなんとかフライデーよりも
公共性が高いかと思います

と言いながら、25日の今日、お仕事に(-_-;)

さて

今日のパラグラフは「ステファノの説教」
使徒の行動7章1節から適当な段落までの雑感です

さながら天使のようにみえたステファノの顔
きっと天使たちが応援してたんでしょうね
ルカ特有の物語性を感じますが、遠藤周作が反応する訳です

にしても「説教」という言葉
ペトロでも使用されてましたが、業界用語にちかいニュアンスがして
あまり好きではありません

本来の意味で弁明をしていると思います
ソクラテスにもありましたよね

調べたらよく似てます

「この告発に対しソクラテスは全面的に反論し、いささかの妥協も見せない。
その結果ソクラテスには死刑が宣告される」


7章1節
新共同訳

大祭司が、「訴えのとおりか」と尋ねた

ἔχω エコー 持っている ある状態にある 

偽証にたいして「説教」をするわけではなく、
真偽を確かめる導入ですね

2節
そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。
わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、
まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ



δόξα ドクサ 名声 栄誉 尊敬 (ヘブル語カボード)輝き 栄光
ὁράω ホラオー 目にとめる 見える 認める
Μεσοποταμίᾳ メソポタミア 
メソ 中間 ポタモス 河 
πρίν プリン 以前に より早く
Χαρράν カラン 
口語訳では「カラン」で原語と同じ発音ですね
あのカナンと字がよく似てます
岩隈辞書にどうしても見つからないのは眠いからか(笑)
岩隈対訳では「カラン」と訳してます


天使のような顔
修辞ではなく、聖霊の力なくしては語れないような弁論の予感・・

音楽は
天使の助けを感じさせるイメージで
ケルティック・ウーマンのYou Raise Me Up



              




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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-25 04:51 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

シューマン/ヴァイオリン協奏曲 使徒6章13節~15節

クリスマスでいただいたパンダの布巾です
凄く可愛くてさっそくタペストリーにしました
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おなかいっぱいに笹をたべたんでしょうか
6月12日生まれだとか・・のびのびと育ってるようですね

週末はパンケーキを焼くことが多いのでたまには
甘いものも食べたいでしょう

生地には巨峰干し葡萄、リンゴ、バター、生チーズクリームを
練りこんでバニラとラムで風味付け
ヨーグルトの付け合わせにしてさっぱり仕上げにしました

それにしてもパンダが食べる笹は縁起物ですよね
福笹だそうです♡

さて


今日のパラグラフは「ステファノの逮捕」
使徒の行動6章13節から適当な段落までの雑感です

使徒たちははうまく言い逃れたので、
その下の7人なら簡単だろうと思ったんでしょうか

似たような経過で、その中で目立つステファノを「議会」へ

6:13口語訳
それから、偽りの証人たちを立てて言わせた、「この人は、この聖所と律法とに逆らう言葉を吐いて、どうしても、やめようとはしません。
 
ψευδής プセウデース 嘘を言う 嘘つきの
κατά カタ (敵対)に向かって 逆らって 反対して

神殿と律法のユダヤ教からすると
イエスの名は目障りでしょうがないですよね

エルサレムに留まらなければ聖霊は与えられないし
そのままとどまり続ければ
こうなるし・・

使徒たちと比較して、血祭りにあげやすいという
スケープゴートですね


6:14
『あのナザレ人イエスは、この聖所を打ちこわし、モーセがわたしたちに伝えた慣例変えてしまうだろう』などと、彼が言うのを、
わたしたちは聞きました」。

καταλύω カタリュオー 解体する 崩す 破壊する 
ἀλλάσσω アラッソー 変える 変化させる 変更する
ἔθος エソス しきたり 習慣 慣例 律法

簡単に言えば反体制派ですよ、という感じですね
支配階級のとって都合の良い宗教が神殿でのユダヤ教
権威はモーセのみ

偽証しながら、その本質を露呈してます

6:15
議会で席についていた人たちは皆、ステパノに目を注いだが
彼の顔は、ちょうど天使の顔のように見えた。

ἀτενίζω アテニゾー 凝視する 見つめる
ἄγγελος アンゲロス 使者 天使
聖書はなにかと美男美女に言及することが多いですが、
この形容は独特ですね
殉教を予感させます
議会は少しは恐れを感じたのでしょうか
それとも遠藤周作が書いていたように使徒たちの罪の意識が
反映してるのでしょうか

これで6章が終わりました

天使からの連想で


ペーター・ツィマーマンのヴァイオリンで


作曲者の死後80年間忘れ去られていたが・・
・・・シューマン自身はこの曲を、
「天使から教えてもらった曲だ」と語っていた。

シューベルトの未完成も長く演奏されませんでしたが、
こちらは、演奏者自ら封印してしまい80年も忘れられるとは・・

死と隣り合わせの複雑な心理を感じさせる魅力的な曲だと思います



















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by yokohama-izumi-lc | 2017-12-24 05:32 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

プロコフィエフ/ピアノソナタ第7番 使徒6章11節~12節

有楽町イトシアで久しぶりに映画を見てきました
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週末の間奏曲としてモーツァルトとプラハを楽しむには適度な映画でした

時は1787年の12月
粉雪舞い散る古都プラハのロケが絵になってます

そういえば今年はあの「騎士団長殺し」を読みましたし
ドン・ジョバンニに結び付きますね

決して悔い改めないドン・ジョバンニの闇はどこから来るのか
興味深いです

時あたかも洗礼者ヨハネが「悔い改めよ。天国は近づいた」と
洗礼を授けてる時季

蝮の子は蝮なのでしょうか・・

さて

今日のパラグラフは「ステファノの逮捕」
使徒の行動6章11節から適当な段落までの雑感です

宗論というのはかみ合わないものですよね

岩隈対訳では「対抗することが(どうしても)できなかった。
その討論を聴きたいものです


6:11口語訳
そこで、彼らは人々をそそのかして、「わたしたちは、彼がモーセと神とを
汚す言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

ὑποβάλλω ヒュポバロー 唆す 扇動する 買収する
βλάσφημος ブラスフェーモス 中傷的な 冒涜的な

堂々とした議論を期待したいところですが
宗論の嫌なところですね

織田信長はキリシタンと仏教を宗論させたそうですが、
などキリシタンのほうが優れてることをすぐに理解したそうですね

京都のど真ん中に南蛮寺を建てた見識は革命的
異端児は恨まれますね

6:12
その上、民衆や長老たちや律法学者たちを煽動し、彼を襲って捕えさせ
議会にひっぱってこさせた。

συγκινέω シュンキネオー 一緒に動かす 激昂させる 扇動する
ἐφίστημι エフィステーミ 近づく 襲う 
συναρπάζω シュナルパゾー 力づくで捕らえる ひっつかむ ひったくる


「議会」で証言できる機会が与えられました
ペトロの場合と同じですね