原語から見える聖書のイメージ

<   2018年 01月 ( 32 )   > この月の画像一覧

BoA 私このままでいいのかな 使徒8章22節~23節

アラビアの道展にはあの乳香と没薬も展示されてました
e0341228_20364097.jpg
東方三博士をすぐ思い浮かべますが
むしろエジプトのほうが歴史が深そうですね

「またミイラ作りに遺体の防腐処理のために使用されていた。
ミイラの語源はミルラから来ているという説がある。」

「樹木は栽培して増やすことが困難で、これらの自生地の特産品となり、
かつては同じ重さのと取引されたこともある」

魂の文化と経済の関係が面白いです

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章22節から適当な段落までの雑感です

相手が聖霊ではかなわない・・
責めるペトロも責められるシモンも同じ思いでしょうね

8:22口語訳
だから、この悪事悔いて、主に祈れ。そうすればあるいはそんな思いを
心にいだいたことが、ゆるされるかも知れない。

μετανόησον οὗν ἀπὸ τῆς κακίας σου ταύτης, καὶ δεήθητι τοῦ κυρίου
εἰ ἄρα ἀφεθήσεταί σοι ἡ ἐπίνοια τῆς καρδίας σου·

μετανοέω メタノエオー 考え直す 心を変える 悔い改める
κακία カキア 悪 悪徳 悪意
デオマイ アオリスト命令2人称 願う 乞う 頼む 祈る
ἄρα アラ それなら それでは あるいは・・ないかと
ἀφίημι アフィエーミ 免除する 赦す 放任する

シモンの行動を通して、ペトロの説教始まりましたね
これを言いたかった!そんな感じです

だいぶ、プロになってきました


8:23
おまえには、まだ苦い胆汁があり、不義のなわ目がからみついている。
それが、わたしにわかっている」。

εἰς γὰρ χολὴν πικρίας καὶ σύνδεσμον ἀδικίας ὁρῶ σε ὄντα.

χολή コレー 胆汁 苦み
πικρία ピクリア 苦さ 苦み 辛辣
岩隈対訳では「コレーは胆汁のほか「苦よもぎ、毒をも有するヘブル語の訳語
としても用いられる」

σύνδεσμος シュンデスモス 物を括る(つなぐ)もの 紐 枷
ὁράω ホラオー が見える 認める

苦よもぎは黙示録にもでてきますよね
比喩としてわかりやすいですね

新共同訳では
お前は腹黒い者であり、悪の縄目に縛られていることが、
わたしには分かっている。」

こんなこと言われたらどう感じるでしょうか?
だれにでも過ちはあり、だから胆汁という臓器の比喩も受け入れられますよね


サイトで調べたら、この理解でしょうね

古代ギリシア・ローマでヒッポクラテスやガレノスらにより取り上げられるのは,粘液phlegm,血液blood,黒胆汁melancholy(black bile),胆汁(黄胆汁choler,yellow bile)という4種の体液であり,これらの平衡と調和を保つことが健康の条件で,・・

黄胆汁の英語がコレー

この原語でしょうね
もとはへブル語の訳からと分かりました


ここまでにして
   音楽は・・・

μετανοέω メタノエオー 考え直す 心を変える 悔い改める
と、χολή コレー 胆汁 苦み
のイメージから・・

あまり深刻に考えないようにしたいので(笑)、そんな曲


変わりたいのに
同じあやまち繰り返してばかり・・・


メリクリがとても好きですが、この曲もいいですね








[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-31 05:39 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

lecca / First Sight feat.三浦大知 使徒8章20節~21節

博物館に行く途中・・上野の噴水公園です
e0341228_13320300.jpg
この寒いのにチューリップが咲いてるのにびっくりしました
調べたら・・
なんとその名もアイスチューリップ
ブログなどでもいろいろ紹介されてました

家の庭でもチューリップの球根を植えてますが、
せっかく咲いてもすぐに散ってしまうのが残念だなといつも思ってました

この品種なら、長く楽しめそうですね

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章20節から適当な段落までの雑感です

お金というと、5章のアナニアとサフィラを思い出しますね
シモンの場合はどうなるのか


8:20口語訳
そこで、ペテロが彼に言った、「おまえのは、おまえもろとも、
うせてしまえ。神の賜物が、金で得られるなどと思っているのか。

πέτρος δὲ εἶπεν πρὸς αὐτόν, τὸ ἀργύριόν σου σὺν σοὶ εἴη εἰς ἀπώλειαν,
ὅτι τὴν δωρεὰν τοῦ θεοῦ ἐνόμισας διὰ χρημάτων κτᾶσθαι.

ἀργύριον アルギュリオン 銀 銀貨 金銭
εἰμί エイミ
岩隈対訳では「希求法3人称単数。実現可能な願望を表す。
この意味の希求法の現在形は新約ではここだけ。・・」
ἀπώλεια アポーレイア 破壊 喪失 浪費 滅亡 破滅
δωρεά ドーレア 賜物 
κτάομαι クタオマイ 得る 手に入れる 儲ける

サマリアや当時の慣習からしても、まず謝礼の気持ちは常識でしょうね
たぶんシモンには民衆から謝礼など「お金」が捧げられていたでしょう

そういう常識をひっくり返すのが、ペトロの真意ではないかと・・
キリスト教が広まるにつれ、金銭=悪の倫理が確立しつつあるように感じます

このような発想から、金銭に関係することは「ユダヤ人」の職業に
歴史的になっていく背景を感じます

転じて「反ユダヤ主義」ですよね


8:21
おまえのが神の前に正しくないから、おまえは、とうてい、
この事にあずかることができない。

οὐκ ἔστιν σοι μερὶς οὐδὲ κλῆρος ἐν τῶ λόγῳ τούτῳ,
ἡ γὰρ καρδία σου οὐκ ἔστιν εὐθεῖα ἔναντι τοῦ θεοῦ

μερίς メリス 部分 分け前 割当 
κλῆρος クレーロス くじ 割当 持ち分 相続分
εὐθεῖα エユセイア 女性形 真っすぐな 正しい

δωρεά ドーレア 賜物
が聖霊の本質

いわゆる「恵」ですよね

シモンを代表する「常識」は神からすると、真っすぐでないから、
受け継ぐことはできない、ということでしょうね

新しい教え、イエスが主であるとは、具体的にどういうことなのかということを
言いたいんでしょうね

新共同訳では
お前はこのことに何のかかわりもなければ、権利もない。
お前の心が神の前に正しくないからだ。」

メリスとクレーロスを訳し分けてますね

ここまでにして
音楽は・・・

εὐθεῖα エユセイア 女性形 真っすぐな
のイメージから

このリズムとテンションがハートにシンクロします
ステージは真っすぐなキーボード

so this is my choice・・・


lecca / First Sight feat.三浦大知

キレッキレのダンス
のダンスにはメッセージ性を感じます
何かが真っすぐなりますね








[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-30 04:52 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

武満徹 Sakura 使徒8章18節~19節

e0341228_07053187.jpg
今年のヒヨドリさんは食べ方がとても綺麗
すみずみまで啄んで皮だけ残します

去年のヒヨドリさんは、甘えんぼのせいか、アバウトな食べ方でした
朝一に待っていたりして、愛嬌ありました

今年のヒヨドリさんはそんなに縄張りは主張しないようで、
紳士系ですね
e0341228_07060386.jpg
メジロさんもおこぼれにあずかってます

リンゴもサービス
きのうなど入れ替わり立ち代わり3回は交互に食事してました
少し残してあげるなんて仲良さそうです

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章18節から適当な段落までの雑感です

エルサレムから使徒たちが聖霊を授ける様子にシモンも
これこそ、秘儀だと思ったでしょうね


8:18口語訳
シモンは、使徒たちが手をおいたために、御霊が人々に
授けられたのを見て、さし出し

ἰδὼν δὲ ὁ σίμων ὅτι διὰ τῆς ἐπιθέσεως τῶν χειρῶν τῶν ἀποστόλων
δίδοται τὸ πνεῦμα, προσήνεγκεν αὐτοῖς χρήματα

προσφέρω プロスフェロー 差し出す 供える 捧げる
χρῆμα クレーマ 財産 富 金銭

捧げるとか、供える、という原義からすると、
お金で「買う」という意味ではなかったように感じます

気持ちをあらわす当時の、また現代でも共通の方法ですよね
建前だけで、本音は「金目」な現代の人より正直な印象ですが・・

しかしルカはすでに金銭は「悪」という暗黙の前提がありますね


8:19
「わたしが手をおけばだれにでも聖霊が授けられるように、
そのをわたしにも下さい」と言った。

λέγων, δότε κἀμοὶ τὴν ἐξουσίαν ταύτην ἵνα ᾧ ἐὰν ἐπιθῶ τὰς χεῖρας
λαμβάνῃ πνεῦμα ἅγιον.

ἐξουσία エクスーシア 資格 能力 権威
ἐπιτίθημι エピティセーミ 上におく のせる 負わせる

シモンがペトロのようになりたい、と思ったのは当然でしょうね

自分が手をおけば・・誰にでも聖霊が与えられる
とすれば、自分の任意で人々を操ることができる・・につながりますよね

岩隈対訳では
わたしが手をおく人が聖霊を受けるその力をわたしにも与えて下さい。」

本人は善意のつもりでも、動機はまた別のところにあるものですね

ここまでにして
音楽は・・
ἐξουσία エクスーシア 資格 能力 権威
のイメージから

wikiより

「作曲科を受験。科目演奏には最も簡単なショパンのプレリュードを選び、
妹の下駄を突っかけて試験会場に出向いたが、控室で網走から来た
熊田という天才少年(後に自殺)と意気投合し、
「作曲をするのに学校だの教育だの無関係だろう」との結論に達し」

受験しなかったそうです


Tōru Takemitsu - "Sakura"



いわゆる芸大とか出てなくて・・コケにされてたのが
ストラヴィンスキーがほめたら突然脚光を浴びる・・
上っ面の権威、資格に人は弱いものですね


ヨーロッパの教会に響くさくら
美しいですね



[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-29 04:25 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

アラビアの道 東京国立博物館

アラビアの道を見てきました



モロッコ料理を食べながら地中海文明のあちこちを
旅してみたいなということで、おりよくこの博物展に出会いました

表慶館の前にいかにもアラビア風なテントが!
e0341228_07505662.jpg
博物館に入るまえに、こういうお店にすぐ寄りたくなります
そしたらアラビア風(笑)おもてなし
e0341228_07523040.jpg
アラビアのコーヒーの試飲をいただきました
これ飲んで、あのモロッコ料理のコーヒーの風味がピンときました
スパイスがいろいろ入ってるんですね
ハーブのようなコーヒーなので、お茶感覚です

美味しかったのはこれ!
e0341228_07524687.jpg
ナツメヤシのドライフルーツ
甘いとろみが何とも言えません

と舌ずつつみを打ちながら、アラブ・イスラム学院の方から
少しお話を伺いました

テント・・バートなんとか?のデザインは山羊だそうです
砂漠での生活感、感じますね

広尾近辺には、アラブ系料理店がいろいろあるそうですので、
楽しみです

とにかく実物の息遣いを感じながら、丁寧なキャプションはわかりやすいです
e0341228_08013697.jpg
やや垂れ眼のライオンさん
e0341228_18045001.jpg

大きな壺を4つも抱えた駱駝が聖書時代の当時の様子を伝えてくれます

あと、古代文字がとても面白かったです
アラム語の影響も大きいんですね
e0341228_08085052.jpg

ダーダーン文字とかナバデヤ文字とか美しいですね
後のアラビア文字につながるんでしょうか・・

最後はクルアンに敬意を表して
e0341228_08125524.jpg
聖書の写本と同じで
神の言葉だからこそ、美しい文字が発達したんだなと思いました










[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-28 06:14 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

Aimer 六等星の夜 使徒8章14節~17節


タジンを試してみました
e0341228_04423749.jpg
野菜たっぷり
48年ぶりの寒波のなか、温かいお料理なのでピッタリでした
ハラールなんですね

モロッコというと灼熱とか、カサブランカのイメージですけど
夜は冷えるのかな?・・などと想像しながら、独特のスパイスの効いた
煮汁の旨味が好みでした

そうそう、最近読んだ「離散するユダヤ人」小岸昭、岩波新書の
最初の章がマラケシュ

「1492年夏、・・カトリック両王の追放令により、
およそ2万人のスペイン系ユダヤ人「セファルディ」
がモロッコへ向かったという。」17ページ

このことと結びつきました

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章14節から適当な段落までの雑感です

マジシャン・シモンとすれば、しるしや奇蹟は是非学びたいところ・・
そういう動機もありですよね

8:14口語訳
認証エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が、神の言を
受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネとを、そこにつかわした。

ἀκούσαντες δὲ οἱ ἐν ἱεροσολύμοις ἀπόστολοι ὅτι δέδεκται ἡ σαμάρεια
τὸν λόγον τοῦ θεοῦ ἀπέστειλαν πρὸς αὐτοὺς πέτρον καὶ ἰωάννην,

δέχομαι デコマイ 現在完了3人称単数 受け取る 認める
岩隈対訳の注では「・・一つの地方にキリスト教の教会ができれば、
その地方はキリスト教を信じていることになった」

それで単数形なんですね

皆がシモンのことを「神の力」と呼んでいたわけですが、
そのシモンが入信すれば、サマリアの人々はそれ、今度はキリスト教だ、
ということに・・

疑うわけではないでしょうが、使徒がわざわざ、エルサレムから
来るところが面白いです

なにか変だとピンときたんでしょうか
または、フィリッポスには立場上できないことでもあったのでしょうか

8:15
ふたりはサマリヤに下って行って、みんなが聖霊を受けるようにと、
彼らのために祈った

οἵτινες καταβάντες προσηύξαντο περὶ αὐτῶν ὅπως λάβωσιν πνεῦμα ἅγιον·

プロスエウコマイ 祈る 
λαμβάνω ランバノー 取る 手に入れる 受け取る

ここで使徒の権威が発揮されるわけですね
ペトロとヨハネという重要人物の紹介と実力も披露できますね


8:16
それは、彼らはただ主イエスの名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊はまだだれにも下っていなかったからである。

οὐδέπω γὰρ ἦν ἐπ᾽ οὐδενὶ αὐτῶν ἐπιπεπτωκός, μόνον δὲ βεβαπτισμένοι
ὑπῆρχον εἰς τὸ ὄνομα τοῦ κυρίου ἰησοῦ.

ἐπιπίπτω エピピプトー の上に落ちる 臨む
μόνος モノス のみ だけ 孤独の
ὑπάρχω ヒュパルコー (=エイミ)・・である 


のみ!

どこかで聞いた言葉ですが(笑)、
イエスを主と告白して洗礼を受ければ、聖霊が降る・・
というわけではないところが面白いです

三位一体の教義の萌芽を感じます

8:17
そこで、ふたりがを彼らの上においたところ、彼らは聖霊を受けた。

τότε ἐπετίθεσαν τὰς χεῖρας ἐπ᾽ αὐτούς, καὶ ἐλάμβανον πνεῦμα ἅγιον.

χείρ ケイル 手 (比)神の創造、支配、救助、処罰等の力、活動を表す

使徒の祈りと動作に意味がありましたね
パフォーマンスなんて意地悪くみることもできますが、
サマリアの人たちには新鮮で良かったかと・・

ここまでにして
音楽は・・・
χείρ ケイル 手 (比)神の創造、支配、救助、処罰等の力、活動を表す
のイメージから

Aimer 『六等星の夜』



マイクをもつ手が浮かび上がり・・
祈るような歌声ですね

眠れないときは ずっと手を繋いで・・


目をこらすとやっと見えるかどうかの六等星って
そういえば最近探してない気がします


[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-27 05:53 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

シューベルト ドッペルゲンガー 使徒8章11節~13節

有楽町イトシアで「ルイの9番目の人生」を見てきました
e0341228_20115594.jpg
小説の映画化だったんですね
聞いたことのある「病名」でしたが、理解が深まりました
こういう映画はサイトの紹介のところまでですね
見ながらどうしてなんだろう?とこの少年の世界に入るところから
始まるように思います

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章11節から適当な段落までの雑感です

シモンの知識はギリシャ、バビロニア、エジプトあたりでしょうか・・
グノーシスの元祖となると、なかなかでしょうね

新しい教えにどう反応するか


8:11口語訳
彼らがこの人について行ったのは、ながい間その魔術
驚かされていたためであった。

προσεῖχον δὲ αὐτῶ διὰ τὸ ἱκανῶ χρόνῳ ταῖς μαγείαις ἐξεστακέναι αὐτούς.

προσέχω プロスエコー 心を向ける 固くつく
ἱκανός ヒカノス 相当の 十分な

魔術というイメージだけですと、怪しい感じですが
古代占星術などは高度な学問ですよね
知的だったのでは?

8:12
ところが、ピリポ神の国とイエス・キリストの名について宣べ伝えるに
及んで、男も女も信じて、ぞくぞくとバプテスマを受けた。

ὅτε δὲ ἐπίστευσαν τῶ φιλίππῳ εὐαγγελιζομέν περὶ τῆς βασιλείας τοῦ θεοῦ
καὶ τοῦ ὀνόματος ἰησοῦ χριστοῦ, ἐβαπτίζοντο ἄνδρες τε καὶ γυναῖκες.

πιστεύω ピステウオー 信ずる 確信する
βαπτίζω バプティゾー 水に浸す 体を洗う 洗礼を受ける

フィリッポスと宣べ伝えるが、与格なので、
彼の具体的な働きの結果、信じたんですね

サマリアにはもちろんモーセ5書の伝統がありますよね

エルサレムから来た人から、ナザレのイエス、ペトロ、ステファノの殉教などの
出来事をとおして、待望のメシアと神の国について説き明かされたら、
興味も刺激されて分かりやすいでしょうね


8:13
シモン自身も信じて、バプテスマを受け、それから、引きつづき
ピリポについて行った。そして、数々のしるしやめざましい奇跡
が行われるのを見て、驚いていた。

ὁ δὲ σίμων καὶ αὐτὸς ἐπίστευσεν, καὶ βαπτισθεὶς ἦν προσκαρτερῶν τῶ φιλίππῳ,
θεωρῶν τε σημεῖα καὶ δυνάμεις μεγάλας γινομένας ἐξίστατο.

αὐτός アウトス 自身 自分から

προσκαρτερέω プロスカルテレオー 固執する から離れない
 σημεῖον セーメイオン しるし 印 証拠

シモンからすれば、弟子入り(笑)してでも、この教えに飛びつくでしょうね

信じる動機は人さまざま
そこから、イエス像も人さまざまになるのでしょうか・・

ここまでにして
音楽は・・αὐτός アウトス 自身
βαπτίζω バプティゾー 水に浸す 体を洗う
からのイメージで
シューベルトのドッペルゲンガー


Der Doppelganger - Schwanengesang, D 957
Nathalie Stutzmann


wikiから

  ドッペルゲンガー現象は、古くから神話伝説迷信などで語られ、

     英米圏では「double(ダブル)」、中国では「離魂」、

  日本では「分身」「影法師」「影の病」「影の煩い」などの名称で呼ばれ、

       肉体から霊魂が分離・有形化したものとされた

      ・・自己の罪悪感の投影として描かれることもあった」


          自分自身の動機を動かしてるものって

      案外意識してるようで、操られてる場合もありますよね

       洗礼も「罪悪感の投影」という側面もあるでしょうね


   映画「ルイの9番目の人生」もとてもよく似たところがありました。

 













[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-26 04:38 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

チャイコフスキー 金平糖の踊り 使徒8章9節~10節

使徒の行動範囲は地中海沿岸が中心
とすると、お国柄の食事で旅するのも良いですよね
e0341228_20512842.jpg
職場の近くにモロッコ料理店があるので初めてランチしました
まずは雰囲気を楽しんで・・
野菜が結構豊富にあるランチでした
e0341228_20482601.jpg
コーヒーが独特の味でした

モザイク模様にらしさを感じます
タジンが有名らしいので、こんど試してみます

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章9節から適当な段落までの雑感です

サマリアでの出来事の続きですね
今度は地元サマリアの人物

8:9
さて、この町に以前からシモンという人がいた。彼は魔術を行ってサマリヤの人たちを驚かし、自分をさも偉い者のように言いふらしていた。

ἀνὴρ δέ τις ὀνόματι σίμων προϊπῆρχεν ἐν τῇ πόλει μαγεύων καὶ ἐξιστάνων
τὸ ἔθνος τῆς σαμαρείας, λέγων εἶναί τινα ἑαυτὸν μέγαν,

Σίμων シモーン 
wikiで調べると興味深い人ですね

シモン・マグス(Simon Magus)は、聖書に登場する人物で
グノーシス主義の開祖ともいわれる。別名は魔術師シモンサマリア人

聖職売買のシモニアはシモンから。
自らの魔術によって空中を浮揚しペテロに対し挑んだ・・
どこかの人に似てます(笑)

προυπάρχω プロヒュパルコー 以前に・・している
μαγεύω マゲウオー マゴスである 魔術を行う
ἐξιστάνων エクスヒステーミ 正気を失わせる びっくりさせる
μέγας メガス 大きい 偉い 優れた

新共同訳では
偉大な人物と自称していた。 」

マゴスはマタイ2章1節にも登場して良いイメージもありますよね
辞書では
マギ ペルシャやバビロニアの星占や夢占等をやっていた賢者
(学者)兼祭司、占星家

現在でも占いは盛んですので、ごく自然なことでしょうね、当時は特に。



8:10
それで、小さい者から大きい者にいたるまで皆、彼について行き
「この人こそは『大能』と呼ばれる神の力である」と言っていた。

προσεῖχον πάντες ἀπὸ μικροῦ ἕως μεγάλου λέγοντες,
οὖτός ἐστιν ἡ δύναμις τοῦ θεοῦ ἡ καλουμένη μεγάλη.

προσέχω プロスエコー 従事する 心を向ける 固くつく
μικρός ミクロス 小さい 卑賎の 

これで医者を兼ねていたら、大人物でしょうね

本人も、それなりに勉強したんでしょう・・と想像。

なんだかシモンという名のイメージが悪くなるといけないので・・

ペトロも「シモン」ですよね

wikiによると
本名はシモン(ヘブライ語読みでは「シメオンשמעון。「シモン」は「シメオン」の短縮形)であるが、イエスにより「ケファ」(Kêpâアラムで岩の断片、石という意味)というあだ名で呼ばれるようになった。後に同じ言葉のギリシア訳である「ペトロス」という呼び名で知られるようになる。


ここまでにして
音楽は・・
マジシャン・シモンのイメージから不思議で魔法のような雰囲気の曲


チャイコフスキーの金平糖の踊り

「お菓子の国の魔法の城に到着した王子は女王ドラジェの精
(日本では「こんぺい糖の精」と訳されてきた)にクララを紹介する。
お菓子の精たちによる歓迎の宴が繰り広げられる」

チェレスタのキラキラした響きがマジックみたいに魅惑的です








[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-25 05:02 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

舘野泉を聴きながら 使徒8章6節~8節

アイス道路を走りながら道路の向こう側に
アーティスト発見
おもわず近づいてみました
e0341228_21312534.jpg
朝6時半ごろですから、昨夜の吹雪いてるときに作ったんでしょうね
人参のオレンジ鼻、青い口、白い歯がチャーミング
こういうの嬉しいですね
和みました

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章6節から適当な段落までの雑感です

ペトロの説教からはじまり、
7人の世話人も決め
その7人のうちのステファノの殉教から宣教が拡散し
ステファノを受け継いでフィリッポスが登場

場所はサマリア

もと北王国の首都を再確認
e0341228_04360014.jpg
死海とガリラヤ湖の中間、ヨルダン川東岸の高地ですね


使徒の行動は「場所」と「人物」という具体性にあふれていて
そのあたりが面白いですね


8:6 口語訳
群衆はピリポの話を聞き、その行っていたしるしを見て、
こぞって彼の語ることに耳を傾けた。

προσεῖχον δὲ οἱ ὄχλοι τοῖς λεγομένοις ὑπὸ τοῦ φιλίππου
ὁμοθυμαδὸν ἐν τῶ ἀκούειν αὐτοὺς καὶ βλέπειν τὰ σημεῖα ἃ ἐποίει·

προσέχω プロスエコー 向ける や注意する 傾聴する
岩隈対訳の注では「耳を傾ける、傾聴する」だけでなく「信ずる」意

ὁμοθυμαδόν ホモテュマドン 心を一つにして 一致して 

ペトロが癒しを行ったときに、民衆は彼の影だけでもかかるように
願ったのに似てますね 
使徒5章15節

このときステファノやフィリッポスもいたんでしょう


8:7
汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら
出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、
足のきかない者がいやされたからである。

πολλοὶ γὰρ τῶν ἐχόντων πνεύματα ἀκάθαρτα βοῶντα φωνῇ μεγάλῃ ἐξήρχοντο,
πολλοὶ δὲ παραλελυμένοι καὶ χωλοὶ ἐθεραπεύθησαν·

βοάω ボアオー 叫ぶ 大声を出す
παραλύω パラリュオー 弛める 弱くする 不随にする
受動態の分詞主格
半身不随、片まひ、言語障害、手足のしびれやまひなどを指す言葉


たまたま左腕に軽い痺れがあります
携帯を左親指操作から右に変えたら楽になりました
スマホに変えればいいんですよねm(__)m


8:8
それで、この町では人々が、大変なよろこびかたであった。
ἐγένετο δὲ πολλὴ χαρὰ ἐν τῇ πόλει ἐκείνῃ.

χαρά カラ 喜び 歓喜 

フィリッポスもステファノ同様、知恵と力に満ちてますね
サマリアの人々が率直に受け入れたからでしょうね

善きサマリア人のたとえを思い出しますが
サマリアの歴史はとても興味深いですね

wikiより

「紀元前1世紀に親ローマ的だったヘロデ王により都市が整備された際に、アウグストゥスギリシャ語訳セバストスに因み「セバステ (Σεβαστη 尊敬すべし) 」と改名され、現在は都市が「サバスティーヤ」と呼ばれるのはこちらが語源である。現在、西岸地区北部をサマリアと呼ぶことはシオニストに好まれ、彼らはヨルダン川西岸地区ユダヤ・サマリアと呼ぶ。」


                 ここまでにして

                   音楽は

             παραλύω パラリュオー 弛める

                   と、χαρά カラ 喜び

               からのイメージで舘野泉のピアノを・・

                  

                




                     










          

             








               















[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-24 04:53 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

ブルックナー 交響曲第4番 使徒8章4節~5節

予報通りでしたが、いざ降りだしたら想定以上
もう少し帰宅が遅かったら大変な目に会うところでした
e0341228_22384650.jpg
車ものろのろ
バイクは曳きながら
歩いたほうが早いです

e0341228_22411377.jpg
ヘッドライトに照らし出された道路の植え込み・・
面白い造形を見つけながら家路を急ぎました

さて

今日のパラグラフは「サマリアで福音が告げ知らされる」
使徒の行動8章4節から適当な段落までの雑感です

ステファノの殉教から事態が急展開
また新しいパラグラフに入りました


8:4口語訳
さて、散らされて行った人たちは、御言を宣べ伝えながら、めぐり歩いた

οἱ μὲν οὗν διασπαρέντες διῆλθον εὐαγγελιζόμενοι τὸν λόγον.

διέρχομαι ディエルコマイ 通過する 分散する 行く
εὐαγγελίζομαι エウアンゲリゾマイ  喜ばしい事を知らせる
岩隈対訳の注では「・・こういう場合には単に「宣べ伝える、説教する」意に
なっている」

口語訳はこの理解にたってますね

すでにディアスポラの民
散らされるのは慣れてるようです(笑)


8:5
ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べはじめた

φίλιππος δὲ κατελθὼν εἰς [τὴν] πόλιν τῆς σαμαρείας ἐκήρυσσεν αὐτοῖς τὸν χριστόν.

φίλιππος フィリッポス  ピリポ
馬を愛する者の意

wikiより

ギリシア語を話すユダヤ人で、使徒によってエルサレム教会執事に選ばれた、ギリシャ語を話すユダヤ人の七人の弟子の一人。使徒フィリポとは別人

κατέρχομαι カテルコマイ 下る 入港する
岩隈対訳の注では「イエルーサレムは高地にあるので「下る」といったのであるが
また、首都から地方に行く意も含まれているのであろう」

κηρύσσω ケーリュソー大声で告げる 宣べ伝える 宣教する

4節はエウアンゲリオンで宣べ伝える
5節はケーリュソーで宣べ伝える

どちらも重要な言葉ですね
言葉と宣教が同時進行

神殿がある首都エルサレムから、「下る」
まるで、天から地に「言葉」が広がるのを地理的にみているようです

ここまでにします
音楽は・・宣べ伝えるからの連想で
のびやかなホルンの音色を思い出しました


wikiより
ブルックナー自身によれば、朝に町の庁舎から一日の始まりを
告げるホルンを意図しているという。


エリアフ・インバルも初稿版の全曲録音をしたりして
ブルックナーも得意ですね

ホルンに導かれて金管群がコラールのようにオーケストラと
響きあうところが特に好きです
そのあとの神聖な静寂さ・・
ブルックナー好きにはたまりませんね








[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-23 05:59 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲 使徒8章2節~3節

シネマスイッチ銀座で「はじめてのおもてなし」を見てきました
e0341228_21033218.jpg
このまえの「希望のかなた」はシリア難民でした
今回はナイジェリアでポコ・ハラムによるテロから逃れて難民亡命申請の青年を
受け入れるお話

プレスにあるようにシリアスな現実問題をコメディタッチで描いてます
最初はやや上滑りな感じがしましたが、すっかり引き込まれました

ポコ・ハラムって「教育は罪」という意味と初めて知りました
「教育」と深いつながりを感じさせるキャラクター設定になるほどです

さて

今日のパラグラフは「エルサレムの教会に対する迫害」
使徒の行動8章2節から適当な段落までの雑感です

ステファノの殉教をきっかけとして「使徒」以外は大迫害
使徒は迫害を免れるはずもありませんし・・不思議です


8:2口語訳
信仰深い人たちはステパノを葬り、彼のために胸を打って
常に悲しんだ。
συνεκόμισαν δὲ τὸν στέφανον ἄνδρες εὐλαβεῖς
καὶ ἐποίησαν κοπετὸν μέγαν ἐπ᾽ αὐτῶ.

συγκομίζω シュンコミゾー 集める 埋葬する 葬る
εὐλαβής エウラベース 慎重な 敬虔な
κοπετός コペトス 胸や頭を打つこと 悲嘆
岩隈辞書「盛大な哀悼(の式)を行う


信仰深いのエウラベースは「慎重な」でもありますね
これだけの「事件」のあと、まだ少数派のキリスト教会が
辞書のように堂々とお葬式ができたのか・・


岩隈対訳の注では「処刑者の葬式は許されないので、これは
正式の処罰ではなくリンチ(私刑)であったろうという」


新共同訳では

しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。

口語訳とともに、この訳も自然で良いですよね


8:3
ところが、サウロは家押し入って、男や女を引きずり出し
次々に獄に渡して、教会を荒し回った

σαῦλος δὲ ἐλυμαίνετο τὴν ἐκκλησίαν κατὰ τοὺς οἴκους εἰσπορευόμενος,
σύρων τε ἄνδρας καὶ γυναῖκας παρεδίδου εἰς φυλακήν.

δέ デ (反対・対照)しかし 
この口語訳はいいですね
新共同訳では「一方」

λυμαίνομαι リュマイノマイ 虐待する 害する 破壊する 滅ぼす 
岩隈辞書「意欲を表す未完了「破壊しようとしていた」

κατά カタ (配分)毎に ずつ

新共同訳がいいですね
「家から家へと」

εἰσπορεύομαι エイスポルエウオマイ 入っていく 

 σύρω シュロー (手荒く)引きずる 引き立てる


サウロことパウロ独特の徹底した性格が一語一語によく出てますね
デ「ところが」に込めた驚きがよく伝わります

ステファノの殉教はリンチなんてものではなく、律法に従う
熱心さからきた宗教上のものだからこそ、サウロは使命を
遂行する必要を感じたのでは・・


サウロの動機とは異なるでしょうが、連想で・・
最近、オウム真理教の裁判がやっと終了したそうですが、
「宗教」の名のもとの洗脳はとても危険ですね

さてここまでにして
さての「デ」からの連想で音楽は
「転調」をイメージしました

小林秀雄の「モーツァルト」では、「転調」がキーワードに
なってるように記憶に残ってます

ヴァイオリンとヴィオラも協調しあいながらも、
それぞれの陰影を深め合ってますよね




wikiより
華やかに上昇するヴァイオリン、静かに深い世界へ向かうヴィオラという
2つの楽器の性格はうまく使い分けられ、華やかながらも必ずどこかに
陰影を帯びたモーツァルトの芸術性がうまく表現されている。


第二楽章が特に聴きどころですよね
モーツァルトの悲哀はなんて高雅なんでしょう










[PR]
by yokohama-izumi-lc | 2018-01-22 04:57 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)



原語から見えて来る聖書のあれこれ素人雑感・・
カテゴリ
以前の記事
最新の記事
記事ランキング
画像一覧