原語から見える聖書のイメージ

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暑さしのぎに

牛山剛さんの「パウロの旅」トルコ・ギリシャをゆっくりと読み終わりました
使途の行動を読む場合には実際の場所を案内してくれるガイドブックがとってもありがたいですね
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今週は毎日猛烈な風が吹きまくり
暑さも半端ないし
梅雨が6月にあけるなんて想定外!

でも満開を迎えたアガパンサス
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キリンみたいに首が長いですが実にしっかりしていて
芯の強いこと

ゆらゆらと吹き流すさまに余裕があります

そこにこれまた、黒いアゲハ蝶が蜜を吸いに来るんですが、
これまたあの強風をものともせず波乗りみたいに
ウインドサーフィン(笑)

どうして飛ばされないのか不思議です

ところで
本の後半には同業者の協力が興味深いです
使途の行動に登場する同労者のヤソンとかアクラなどはパウロと同様
天幕つくりの仲間

σκηνοποιός スケーノポイオス 使途18-3
シュケーネーが天幕 小屋 住居
それを作る人という意

ショールのようなものという意見もあるそうですが、
ポイントは宗教的シンボルであるとともに酷暑、寒さ、砂嵐などの対策のための必需品でしょうね
移動、簡易、安価。。いろいろメリットありそう

それを支える「芯」がどういう構造なのか独特の技術があったような気がします

宣教面での活躍に目が行きがちですが
生活費を稼ぎながら人の役にも立つ仕事をこつこつとして、
一日を振り返る時間が案外楽しみだったような気がしてきました





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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-30 09:00 | 読書・植物・他 | Trackback | Comments(0)

酷寒を想像しながら~読書雑感

昨夜はソルジェニーツィンの「イワン・デニーソヴィチの一日」を読んだ後
眠くなりそのまま一日を終えました
会場はブーイングだったそうですね
予感かどうかわかりませんが、見なくてよかったです

小説の、というより長い一日の最後は

『こんな日が彼の刑罰の鐘(はじめ)から鐘(おわり)まで3653日あった。
閏年のお陰で―三日おまけがついたのだ・・・。】
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彼の本は読んだことがなくてっきりバリバリの無神論者で政治的なひとだと思ってました

『・・・福音書をもってシューホフのそば、顔のすぐそばまでやってきた。
「この地上の無常のもののうち、主はわたしたちに、ただ日々の糧についてだけ
「われらの日々の糧をきょうも与えたまえ!」
と祈れと教えられました・・・

「配給パンのことだな、つまり?」とシューホフか訊いた。』

                        岩波文庫193ページ

酷寒の地での最低限の「糧」と最大限の「知恵」
サヴァイヴァルゲームのホイッスルがなるまで危機がこの日に一度ありました


『看守が手袋をにぎったとき、シューホフは内心はさみでしめつけられたような
気がした。もう一方の手袋を同じようにもう一度にぎられたら―
シューホフは営倉だ。
一日のパン3百グラム。熱いスープは三日に一度ときまっていた。
営倉で衰弱し、飢えるから、いまみたいな飢えていないが満腹でもない
といった筋張った状態にもどるのはむずかしいととっさに思った。

このとき彼は懸命に天にとどけと祈ったー「主よ!助けたまえ!
営倉をのがれさせたまえ! 』 
                       岩波文庫148ページ染谷茂訳


この二か所のシューホフの心境がとても心に残りました
読むだけなら理解はできるんでしょうけど、現場を考えると
なにか突き刺さるような固い氷にヒヤリとしています

日本で一番長い日とかありましたが、
一日って、そういうものでしょうね


とつぜん、天にも届けと祈りたくなる時もあれば
まったくそんなことも考えずあっという間に終わることも普通
無事終わるかどうかもわからない「始まり」


ゴーゴリの外套と鼻を読んだ後、ソルジェニーツィンを読んだのですが、
猛烈に暑い中、ロシアの寒い小説を読むのは
かえって印象が深まります
尋常でない寒さと戦う慎ましい人や、そういう地だからこその
コミカルで不気味な幻想がシュールでおもしろいですね


しかしこの有名な小説を読むまでにいったい何千日の時間を無駄にしたのか。。
ラーゲリに入れられたシュチュエーションで今後は考えるべきかな??








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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-29 04:33 | 読書・植物・他 | Trackback | Comments(0)

フジコ・ヘミングの時間

エンドロールに月の光
煌々と眩しいほど輝き、低く重い響きが奏でられるごとに
月が大きく大きく迫ってきて、圧倒されました

映画館を闇夜に変えて静まり返っていました
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かなりいっぱいなのに誰ひとり席を立たず音も立てない・・
彼女の時間を共有している喜びに満たされるドキュメンタリー

妙な偏見があったのか今まで聴かないできたのが恥ずかしいです
聴覚障害があることを耳にしてから興味がでて見に行ったのですが
子供のころ中耳炎で聴覚が低下、カラヤンやバーンスタインなどとデビューする直前に風邪をこじらせて
聴力がさらに低下・・キャンセルとなる
→パンフレット読み直したらバーンスタインとのウィーンデヴューでした

ここ二年の驚異的な演奏活動を記録して彼女のリアルタイムがスクリーンを地球狭しと駆け巡るさまが
そういう過酷な過去との対話から生まれているのが分かります
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絵日記がとても愛らしくて16歳の少女の感性がいまでも瑞々しくよみがえります
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いま好きな指揮者がいるの・・・
彼でしょうか、コンチェルトを合わせようとして聴こえないその辛さ
ラカンパネラも彼女の確信ともいうべき自信になるほどと思いました
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ここまでしっかりと自己を見つめ今を語り天に召される希望まで思いを馳せる
このドキュメンタリーを決意したのは彼女の心の支えとなった猫ちゃんやワンちゃんへの感謝と
慈しみではないのかなと思いました
そして留守の間預かって世話をしてくれる友人たちへも

まっていてね、という思いが本当に伝わるんですよね
センチではなくて・・

信仰に生きているからでしょうね
あそこまで確信をもって語れるからこそ彼女の音楽も深いのでしょう

自分が住んでいる昔ながらの建物を大切にして、尊敬する大音楽家のぬくもりを住んでいた建物に感じようとする
こういう手触りの温もりが心地よくそれが文明批評にもなっています
見て本当に良かったです





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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-27 06:51 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

使途の行動10章25節

放送大学で芸術の歴史を見ていますが、
宗教改革のところで、クラナッハが描いたルターの肖像画の
解説が面白かったです
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自説を確信して論争に闘志満々
または真実に目覚めた男の敵を見据える迫力が伝わります
なんらかの妥協点で懐柔できそうな雰囲気なさそうですね

この肖像画と同時期の別の肖像画は

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感情が少し抑えられてやや冷静な感じですね
いちおう話は聞こうという姿勢がありそうな・・?

20世紀の初めまでこの絵の作者は最初の絵とは別の作者ではないかと
議論があったそうです

宗教改革がドイツなどで受け入れられてくると
ルターは権威付けられてきますね
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これは初めて見ましたけど、すいぶんイメージがちがいますね
あの太ったルターでないところが好ましいかも

正面を向かないいわゆるプロフィールの構図は
正面という一般を超えた存在になった場合に使われるそうです
なるほどと思いました
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このあたりはよく知られたルターのイメージですよね
どういうわけか僕は彼の顔は好きになれません(笑)

画家の芸術家としての本能と政治的状況の影響が絡み合って
同じ画家であっても描く対象に変化があるところが
かえって描かれた時代背景を知るのに役立ちますね

さて
コルネーリオスや親族友人が待ち受けるカイザリアに着きました

ὡς δὲ ἐγένετο τοῦ εἰσελθεῖν τὸν πέτρον,
συναντήσας αὐτῶ ὁ κορνήλιος πεσὼν ἐπὶ τοὺς πόδας προσεκύνησεν.

口語訳
ペテロがいよいよ到着すると、コルネリオは出迎えて、彼の足もとにひれ伏して拝した

新共同訳
ペトロが来ると、コルネリウスは迎えに出て、足もとにひれ伏して拝んだ。


なにしろ白昼みた天使のお告げ
コルネリオスのドキドキ感は「半端ねー」でしょうね(笑)

そこを口語訳は「いよいよ」と訳していいと思います

ὡς ホース ので から
γίγνομαι ギノマイ 第二アオリスト come into a new state of being

συναντάω シュナンタオー 出会う 出迎える

共にのシュンがここでも出てきますね

πίπτω ピプトー 倒れる 地に伏す 平伏する

προσκυνέω プロスキュネオー 跪いて崇拝する 礼拝する

西陽を浴びてペトロスのポートレートが天使のように輝いて見えていても
不思議ではない状況かと・・

岩隈対訳の注では、「・・奴隷のひとりが先に走って、彼が到着したことを報告した。
コルネーリオスは急いで出かけ、彼を出迎えて・・」
という写本があることを紹介してますね

おそらくテキストがオリジナルに近い感じがします
ただ先ぶれに人を遣わすのはマナーにかなっていますし興味深いですね










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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-26 04:50 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

pianoのある空港~シチリア

サッカー日本代表のメンバー
インタヴューの一言一言が素晴らしいこと
チームワークのテンションがしっかりと集中してきてるのが嬉しいです

その熱気を鎮めて次にこれまた集中するようにテレビはピアノのある空港を流してました
チチリア島のパレルモ空港にはだれでも弾いていい素敵なグランドピアノが置いてあります
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旅人たちが時間の合間に気まぐれで入れ替わり弾いていくのですが
それぞれの旅の徒然を語ってくれてなんて素敵なミナトだなと思いました

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子供のころ一緒に挽いた曲を思い出しながら・・

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この人だったかな、ハービーハンコックのジャズはかっこよかったです

自作の曲をさりげなく弾いていた女性も。。
みんな暗譜で。
そして暖かくてさりげない拍手

なんて深くて高い文化なんだろうと、そのマナーに共感しました
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ピアノって上から見るとチチリアみたい(笑)

いまコロンビアがポーランドを3-0でリードしてます

空港でピアノをさりげなく弾く
そんな自然な集中力があれば実力がより発揮できるものですよね

こういう風に弾けたらいいなと思いながら

Ancient Airs & Dances "Siciliana" Ottorino Respighi

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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-25 04:52 | 読書・植物・他 | Trackback | Comments(0)

古澤巌のニューシネマパラダイス~旅するイタリア語雑感

ヴァイオリンは最も人の声に近いそうですね
そしてその語りに言葉では言い表せない感情が歌われると
なんとも感動してしまいます

旅するイタリア語の旅人古澤巌さん
だいぶ前に2度ほど生で聞いたことあります
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アマルフィから近くの村に尋ねてましたが、
プログラムの終わりにヴァイオリンで村のおばあちゃんにお礼をするシーンがありました
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紺碧の地中海
船の白波が生活感を遠く感じながら
アマルフイを望む絶壁で「語学」ではなくて
ニューシネマパラダイスを演奏するシーンがグッときました


マッテオさんがそっと背中を撫でてますが優しさがにじみ出てます
(演奏は最後の2分ほどです)

語学番組で言葉を入れないシーン
大胆な演出ですよね
語るヴァイオリンの良さをつくづく感じました

使途の行動10章を読んでますが
コルネーリオスの出身地はイタリアのどこでしょう
断崖に住み着かざるを得ない厳しい歴史

アマルフィの景色は同じ地中海のカイザリアにもつながりますよね
そんな空気を感じました


10章1-2 口語訳
さて、カイザリヤにコルネリオという名の人がいた。イタリヤ隊と呼ばれた部隊の百卒長で、
信心深く、家族一同と共に神を敬い、民に数々の施しをなし、絶えず神に祈をしていた。

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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-24 04:55 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

使途の行動10章24節

今年初めてカンナを鉢に植えてみました
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幅広の葉っぱ
真ん中から花芽がすくすく
あの真っ赤がちらりと見えてきました
こういう激しい赤系は庭にないので、アクセントとして楽しみにしています

カンナといえば女子の名前
今朝のニュースで那須川天心と朝倉カンナの交際報道をみました
昨年末、たまたまRENAとのタイトルマッチをみたんですが、
華のあるRENAに小柄なカンナが技で鮮やかに勝ちました

天心の天才的な技の冴えも凄いですよね
サッカーやボクシング、アメフト(笑)に注目が行きますが、高い技術とフェアーな試合をしていれば
きっと人気もついてくると思います

さて

ペトロスやヤッファの兄弟と合流した使者たちは気持ちよく出発
待ち受けるコルネーリオスは・・


τῇ δὲ ἐπαύριον εἰσῆλθεν εἰς τὴν καισάρειαν· ὁ δὲ κορνήλιος ἦν προσδοκῶν αὐτούς,
συγκαλεσάμενος τοὺς συγγενεῖς αὐτοῦ καὶ τοὺς ἀναγκαίους φίλους.

口語訳
その次の日に、一行はカイザリヤに着いた。コルネリオは親族親しい友人たちを呼び集めて待っていた

新共同訳
次の日、一行はカイサリアに到着した。コルネリウスは親類や親しい友人を呼び集めて待っていた。


翌日に着く距離なんですね
あらためて位置関係
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地中海に面したシャロン平原の平坦そうな道ですね
サマリア地方の麓で、その向こうはヨルダン川


ἐπαύριον エパウリオン 翌日 

προσδοκάω プロスドカオー 待つ 期待する 

期待度が次に表れてますね

συγκαλέω シュンカレオー呼び集める 招集する

συγγενής シュンゲネース 親戚の者 同胞

とするとコルネーリオスはローマまたはイタリアの故国から一緒にきた一族もいたんですね
コルネーリオスの紹介のところで、家族にも信仰を証していたそうですから、
期待度が高まります

ἀναγκαῖος アナンカイオス 親密な 親しい 必要な

飲みとも(笑)ではなくて、信仰の上で親しいでしょうね

φίλος フィロス 友 愛すべき

そう固いこと言わず飲みともでもあるんでしょう
ワインとパンですからね



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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-23 06:33 | 聖書を原語で考える | Trackback | Comments(0)

ジョルジュ・ブラック展ーメタモルフォーシス パナソニック汐留ミュージアム

この前のビュールレコレクションでブラックのヴァイオリンを描いたキュビスムの作品が印象に残りました
ヴァイオリンが具象的で、いかにもキュビスムになり切れてないところに
ブラックらしさを感じました

むしろ、ほら見えるでしょう・・という感じでふっくらと立体を志向してる
本能的なものが気になっていました

この企画をみて、ピカソとは全然別の彼独自の世界が見えてきました
アンドレ・マルローがブラックのapotheosisと賛美をしてから
彼のメタモルフォーシスの作品群が紹介されたそうですね

のっけからギリシャ語が出てきてこれは当たった(笑)と思いながら
楽しんできました

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神話に題材をとった宝飾品といえばそれまでですが、
彼のメタモルフォーシスは
セザンヌに影響を受けてるうちに地中海文明のルーツが彼に憑依したような内発的なものを感じました

ミュージアムのほの暗い床に変身した三美神の流麗なイメージがプロジエクターされて、
身を思わず浸らせてみると、古代ギリシャ神話も宝石のようにリアルな光を輝き始めます

身につけたくなるもの、触れたくなるもの・・はてはそうなりたいもの・・
平面からどんどんと、次元が増えていきますよね
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そのひな形が「青い鳥」
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グレース・ケリーと並んでる人が宝石製作者

宝飾品、タピスリー、ガラス、ステンドグラス、陶器などの共同制作者とのコラボから
青い鳥が変容していく様子が面白いです

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これはアメジストと金
天然貴石も素材感そのままに変身すると魅力的



金、ホワイトゴールド、プラチナ、トルコ石、ルビー・・・
写真より動画のほうが記憶がよみがえります

いわゆる宝飾品をいう次元を超えて、ギリシャの神々に奉献するような
彼らにピッタリな造形感覚がとても気に入りました

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ペルセポネ

現代という時間の層から掘り出されてきたような質感

ジャンコクトーがなずけたジェマイユのステンドグラスも独特ですね

ブラックというと南仏のレスタック
セザンヌの影響を超えて地中海文明のイメージ豊かな想像力が育んだものって
どこか、潜在意識の基層を刺激されるようで身近なものを感じました

鳥や蝶をみても夢がありますよね




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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-22 05:33 | 美術・コンサート・映画 | Trackback | Comments(0)

白妙菊雑感


梅雨まさに本番
たまに日が射すと嬉しくなるのは、干し物がたまるから(笑)

久しぶりにシロタエギクを植えてみました
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シロタエギクは寄せ植えでもよく使われてますよね
引き立て役として欠かせない働きをしてるし、
その白さが独特

白い葉っぱの茎の先も白く
白いボール状の花芽がだんだんと黄色くなり、いま繊細な黄色い花を咲かせてます

ふつうは花を咲かせないで切り結ぶとサイトにあって驚きました
黄色い花はまさに菊
とても綺麗だと思います

大株にならないようにするのがコツらしいですね
さっそく、切って挿してます

この白さはなんだろうと興味があるので
名前からいろいろとネットサーフィン

英語では

「英名の「dusty miller」は、「ホコリまみれの粉屋」という意味で、こちらも全体に粉を吹いたような草姿に由来します」

あの水車小屋で挽いた小麦粉などを手作業で袋詰めしたり選別したりするんでしょうか?
昔の「粉屋」のイメージですよね

そういえばさるやんごとなき方を粉屋の娘などと巷で揶揄したのを耳にした古い記憶がよみがえりました(笑)

一生懸命に作業してる様子がダスティに込められていて
いま普通に使うダストやダスティのネガティヴなイメージが白く中和されました

ミラーからシューベルトの「美しき水車小屋の娘」も連想します
Die schöne Müllerin
ミューレリンですから同じ語源ですよね?

涙の雨という曲がとてもいいので貼り付けます

涙の雨(美しき水車小屋の娘)日本語詞:森本祐二


「Senecio(セネシオ)は、ラテン語の
 「senex(老人)」が語源。」

上院はたしかセネターとかいいますよね
元老院のイメージですね
まちがっても日本の参院のイメージではありませんが(笑)

聖書にも白髪を賛美する箴言がどこかにありました

ふと思い出したのですがパウル・クレーに「セネシオ」という絵があったような気がしたので
探すと
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この絵良く知ってます
まさか、シロタエギクの黄色い花だとはびっくりしました

原産は地中海沿岸だそうですから、クレーが色彩に開眼したチュニジアの思い出も
込められてるんでしょうね

それで肝心の「白妙の」

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 / 持統天皇

百人一首はカルタしないからあまり知りませんが、この白妙のという枕詞は好きです

ビシッと青空に白い洗濯物がはためく。。気持ちいいですよね
詩の意味はもっと深いのかしらん??





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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-21 05:05 | 読書・植物・他 | Trackback | Comments(0)

憂いなきジャガイモ雑感~音楽の捧げものを聴きながら

旅するドイツ語の前川さんはとてもさっぱりとして気取りがなく
好感度高いです
今回はポツダムを訪れてましたが・・
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たまたまなのか清掃中でサン・スーシ宮殿を見られませんでした(笑)
番組では宮殿内を紹介してましたが、前川さん、中を見られない代わりに外の庭のフリードリッヒ2世の
お墓を紹介してくれました
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これが傑作でとっても興味深い話でした
非常に地味な墓石にごろごろしてるのはドイツではおなじみのジャガイモ

ドイツといえば酢キャベツ、ソーセージ、ビールにジャガイモですよね
最初から食用として栽培してたのかと思ったら、
なんとそれまでは花の観賞用だったとは!

フリードリッヒ2世が食糧事情を考えて広めたそうですね
記念してお供えするそうな

wikiでも

「ジャガイモをその外見から民衆が嫌っていることを知るや毎日ジャガイモを食べて率先垂範を示し、
民衆の興味を引き付けるためにジャガイモ畑をわざわざ軍隊に警備させたといった逸話が伝えられている。
ジャガイモ栽培は食糧事情の改善に大きな役割を果たしたと言われ、
ことドイツ料理によく使われる食材の一つにまでなった。」

外見から嫌っていたとは・・(笑)

ジャガイモで思い出すのはついでにゴッホ
ポツダムのオランダ人街が紹介されてたので連想しました
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トーンがいかにもジャガイモしていて人物と一体ですよね

ところでフリードリッヒ2世
その彼の生涯は安逸なものではなく父親との確執など
尋常でない苦労の連続をざっと読んで初めて知りました

サン・スーシ 憂いなき と宮殿を名付ける切ないメランコリがあったんですね
そこからあの響きが浮かびふと思い当たりました
バッハの有名な音楽の捧げもの

フリードリッヒ2世のことはこの曲を通して知ってる程度だったんですが、
このテーマがなんとも不安な気分、グレーな感じがずっとしていて・・
ある意味馴染めないでいたんですよね


J. S. Bach - Ricercare a 6 from "Musikalisches Opfer" BWV 107
Croatian Baroque Ensemble

愛犬11頭じゃがいもとともに眠るフリードリッヒ2世のあのお墓を見たら
このグレーな響きがなんとも心地よくなってきました

ヴェーベルンの編曲の動機にもあらためて興味が沸きます




←間違って張り付いてしまったんですがどうしても消せません
よくみれば、ジャガイモぽいですね








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by yokohama-izumi-lc | 2018-06-16 14:16 | 読書・植物・他 | Trackback | Comments(0)



原語から見えて来る聖書のあれこれ素人雑感・・
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